幸せになる罰を受けよう。
福岡在住の女性R様から「新月を迎えるにあたって断捨離をしたいのだが、一人では無理なレベルで部屋が汚れている。坂爪さんの力を借りたい」と連絡をいただいた。私の正しい使い方である。物への執着が強いR様は、本も服も日用品も大事にした過ぎて、物のジャンルが増えまくって選択することが困難になり、物の圧に殺されていろいろなことが面倒臭くなり、自責の念に苦しめられて「なんで私はこうなんだろう」と嘆いていた。
R様の家は非常に立派で、部屋だけ見たら勝ち組に見えた。だが、物が多い。無駄に高価だから捨てられない。とりあえず本を捨てようと言ったら「ブックオフに売るつもりなんです!」と往生際の悪いことを言った。R様よ、よく聞け。あなたはブックオフに売るつもりだからとブックオフに売る専用の段ボール箱を用意して、そこに要らない本を詰め込んではいるけれど、一年近くそのままになっているじゃないか。それなのに「ブックオフに売るんです!」とか言ってんじゃないよ。
罪悪感に苦しめられている婦女子が多い。罪悪感を消すには具体的な罰が必要。罪悪感を感じることで「自分が悪いことはわかっているんです」と自他にアピールしたい気持ちはわかるが、罪悪感を感じることで支払ったつもりになるのはアホである。罪悪感を感じている暇があったら、具体的な罰を受けること。この場合は「ブックオフに売るとか言って売らずにいたものを、全部捨てる」ことが罰になる。ブックオフよりファッ◯オフ。売ると言って売らなかった罰だ。全部捨てよう。
自分に正当な罰を科すと、一時的には苦しくなるが、その後にあるものは解放だ。R様は「捨てたらなんだかスッキリしました!!」と、グロッキーな酔っ払いが嘔吐した後のような顔になった。自動的に爽やかになった。イッツ嘔吐マチック。ないから苦しいのではなく、持ち過ぎているから苦しいのだ。買ったら捨てよう。出し入れ大事。私のレベルになると、新しい服を買った時は、即座にその服に着替えて、古い服はその場で捨てるようになる。脱皮したヘビが抜け殻を置いて行くように、昔の自分を脱ぎ捨てる。脱ぎ捨てるからこそ、常に身軽で、常にフレッシュでいられる。
嵐のような断捨離を終え、獣のような食事を終えた時、R様は「実は、私の父はヤクザの組長なんです」と言った。私は、飲んでいたレモンサワーを噴き出した。R様が受け入れてくれたからよかったものの、R様の怒りを買っていたら、お父様が出てきて今頃私は博多湾に沈していただろう。さすが福岡。総合的な暴対法が初めて制定された県だけある。R様は言った。小さな頃はそのことで悩んだ時期もあったけど、これが私の人生なのだし、いまはそのことを受け入れている。父のことを憎んだ時期もあったが、蛙の子は蛙と言いますか、瓜の蔦に茄子はならぬと言いますか、自分の中にも父の血が流れていることを最近はとみに感じている。R様から「消したい人がいたら言ってくださいね」と言われた。強力な味方を得た。
圭吾さん、はじめまして。
今週、noteでホームをレスした話を初めて読みました。
きっと楽しいばかりじゃない中で、人のいいところを見つけたり、明るい方に目を向けている様子がとてもまぶしく、うらやましく感じました。
私は未婚で子供もおらず、非正規雇用者です。
家も車もお金もありません。
でも毎日楽しいです。
自分の身一つが財産だと思って生きています。
でも時々、私のような条件の単身女性がかわいそう、という、世間の空気に、とてもやるせない気持ちになります。
私も生まれが新潟で、田んぼに囲まれて育ちました。
冬のあいだ、曇天ばかりで気が狂いそうだったので、
東京の冬が明るくてとても好きです。
普通のくつで歩けるし、洗濯物もできるし。
3月になって、空気に土とか草の匂いがしてくると、冬が終わるのがわかって嬉しいのですが、新潟で暮らしてたときのほうが、その嬉しさが大きかった気がします。
今日、誕生日になりました。
歳が増えるだけとはいえ、
いくつになっても誕生日が好きです。
今週、圭吾さんのnoteに会えたのが嬉しくて、メールしました。うまくいえないけど、ありがとうございます。
おおまかな予定
3月30日(日)福岡県福岡市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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