業務上横領罪 元PTA会長 懲役1年6か月求刑
さいたま市PTA協議会の口座から、合わせて485万円を着服したとして、業務上横領などの罪に問われている元会長の男の裁判がさいたま地裁で開かれ、検察側は懲役1年6か月を求刑しました。
業務上横領などの罪に問われているのは、さいたま市PTA協議会の元会長の岡野育広被告(59)です。
起訴状などによりますと、岡野被告は2022年4月、PTA協議会の口座から現金あわせて485万円を着服した罪に問われています。
17日の論告で検察側は「団体における重要な立場を利用して、多数の会員の信頼をも裏切る犯行であり、態様は相当に悪質といえる」などとして懲役1年6か月を求めました。
一方、弁護側は共犯関係にあった元PTA会長の青羽章仁被告が、犯行を先導していたと主張し、刑を軽減するよう求めました。
判決は3月26日に言い渡されます。