サークル「B-bishop」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、声は可愛いけど性格は意地悪なメスガキポリスが
ゲーム形式のオナサポでM男をじっくり弄びます。

オナニーの指示を緩くする代わりに別の手段で負けさせるのが特徴で
オナニー自体は開始、中断、停止のタイミングを教える程度に留め
いい子ポイントや3つのパトロールで楽しみながら抜けるようにリードします。
メスガキポリスの指示に従ってオナサポするお話。

「お兄さんですか？　私とゲームしたいっていう変態さんは」
メスガキポリスは丁寧語で話す可愛い声の女の子。
自分と遊びたくてやって来た主人公に自己紹介すると
これからするオナサポゲームの内容を説明します。

本作品は自分よりも弱いM男を取り締まるのが大好きな彼女が
彼を相手におよそ80分間の変わったオナサポをします。
本編終了まで射精を我慢するところは一緒ですが
そこにふたつのルールを加えてゲーム性を上げてます。

「オナサポゲーム中　私は『いい子』っていうワードを何度も言います　その言葉を言われている時　シコシコ中なら1ポイントゲットです」
ひとつ目はいい子ポイントを集めること。
プレイ中に彼女が「いい子」と言った時にオナニーしてたら手に入り
集めた個数に応じて射精パートが分岐します。
2個以下、3～4個、5個以上の3種類あって後になるほど充実した射精が味わえます。

本作品は単にクリアするだけならそこまで難しくはありません。
でも5個以上を目指す場合は難度が相当に上がります。
大衆性を持たせたうえでやり込み要素もあるのがゲームらしいなと。

「もし　シコシコしてる最中に特定の音が流れたら逮捕」
ふたつ目のルールはパトロール。
彼女が特定の声や音を流した時にしごいてたらその内容に応じたペナルティを受けます。
吐息は合図が出るまでオナニーを続ける、喘ぎ声はそのリズムでしごき続ける
唾吐きは射精直前まで追い込む、とどれも暴発させるためのものです。

いい子ポイントを獲得するにはしごかないといけない。
でもしごき続けてたらパトロールに捕まってしまう。
相反する要素を組み合わせてるから戦略性が生まれるわけです。
オナサポは指示に力を入れてる作品が多いですから
それよりもシステムを重視してる本作品は異色の存在と言えます。
エッチシーンは4パート62分間。
プレイはオナニー、吐息責め、喘ぎ声を漏らす、唾吐き、キス、耳舐め、亀頭舐めです。
エッチな効果音はありません。

「ほら　いつあのワードを言われてもいいように　いっぱいしごいてください」
冒頭の10分間でオナサポのルールを説明した後
メスガキポリスはオナニー開始の合図を出すのと同時にキスします。

エッチは自由にしごきながらいい子ポイントを手に入れたりパトロールを回避します。
最初の29分間は焦らし気味に責めて心身両面を温めるシーン。
キス、耳舐め、軽い言葉責めをやってその合間に吐息を漏らします。

「ほらほら　こーんないやらしい水音流し込まれたら　嫌でもシコシコしたくて堪らなくなっちゃいますね」
彼女はシコシコボイスを言わない代わりに耳舐めをガンガンやります。
最初は左右のどちらかで水分低めのコリコリした音を鳴らしてたのが
ある程度経つと水分と速度が上がり、終盤は左右同時に舐めるスタイルへと変わります。
言葉責めもやりますけど量は少ないし表現も抑えられてます。

抜き要素を提供しながらパトロールで負かそうとしてるのが良いなと。
無理矢理しごかせるのではなく、聴き手がしごきたくなるように誘導します。
そしてそうなった頃を見計らって吐息を投げかける狡猾な責めを繰り出します。

吐息によるペナルティの時間は3～6分です。
パトロールに引っかかる感覚を味わえるようにそれなりの回数を用意してました。
不意打ちもしてくるのですべてを回避するのは難しいです。
それ以外の時間にオナニーを手加減すればここでギブアップすることはまずないでしょう。

続く21分間は喘ぎ声や唾吐きも加えたより意地悪なプレイ。
耳舐めの左右を小まめに切り替えながら
反対側で声や音を鳴らして強制シコシコ状態を作ります。

「逮捕されたい変態は　ずっと射精寸前にしとけ」
至るところに罠が仕掛けられてますから、前半を楽だと感じた人も考えを改めるでしょうね。
言葉責めもきつめになってて心身両面の刺激がパワーアップします。
喘ぎ声は演技じゃなく感情を込めて漏らすので耳舐めとは違うエロさを感じました。
複数のペナルティを組み合わせるシーンもありますし、彼を負かそうとする意志が強く込められてます。

残りの3パート12分間は射精シーン。
「04.射精パート1（約3分）」はいい子ポイントが2個以下だった場合
「05.射精パート2（約4分）」は3～4個だった場合
「06.射精パート3（約5分）」は5個以上だった場合にどれかひとつを聴きます。

「いいよ　出させてあげる　でも　わかってるよね？　くっそ適当に中身搾られるって」
「おちんぽ様の先っぽを　咥えちゃいました　おいしいよぉ　おいしいのぉ」
射精できる点はどれも一緒ですけど、彼女の態度やプレイ内容にそれなりの違いが見られます。
04パートは結構適当なので消化不良になるでしょう。
それに対して06パートは媚びた態度で最大限のご褒美をくれます。

実際に聴いた感想ですが、オナニーに関する具体的な指示をほとんどしないのが意外でした。
B-bishopさんはセリフとシコシコボイスを同時に流すオナサポをよくやるので
後者を外して耳舐め、キス、フェラといったちゅぱ音に寄せてる作りは珍しいです。
さらにいい子ポイントやパトロールを加えて過去作との明確な違いを出してます。

メスガキポリスが「ペナルティを受けてないなら無理にしごかなくてもいい」と言うので
プレイ中に暴発する可能性はかなり低いです。
でもいい子ポイントを3個以上獲得した状態でクリアするのは難しくなってます。
私が聴いた時は2個止まりで雑な射精を迎えることになりました。

指示重視のオナサポは色んなサークルさんが作品を出してて結構煮詰まってます。
だからこういう真逆の路線を歩むオナサポは新鮮だし需要があると見てます。
少し前に出た「無感情サキュバスの1000回シコシコ爆弾よけオナサポゲーム」も
これと同じ方向性を持ってますし、オナサポのあり方が少しずつ変わってるように感じました。
飴と鞭を組み合わせてリードするM向けの作品です。

メスガキポリスは自分にいじめられたい主人公の願いを叶えようと
ふたつのルールを組み合わせた独特なオナサポを提案します。
そしてプレイ開始後は自由にオナニーさせる代わりにペナルティや罠を多く用意して自爆を誘います。

明るくて意地悪なメスガキがM男にゲーム形式のオナサポをするシチュ
他の作品ではお目にかかれないルールでオナニーを制御する個性的なエッチ
シコシコボイスではなくちゅぱ音や喘ぎ声を多く流して興奮させる作り。
オナサポが抱えてるふたつの弱点を克服した老舗らしい作品に仕上がってます。

直前に書いた弱点とは「一本道」と「エロさが低い」です。
前者は指示重視だとやることがほぼ一直線になるため
1回聴けば「内容が決まりきってるからもういいかな」と思ってしまいます。
しかし本作品は自由にオナニーできるしルート分岐もあるから2回以上楽しめます。
ペナルティの数も非常に多くてすべて覚えるのは困難です。

後者は指示重視の作品によく見られる淡白さをちゅぱ音で改善してます。
彼女は確かにSですけどいい加減な耳舐めやキスをすることはありません。
彼を本気で負け射精へ追い込むためにしっかり責めます。
中盤以降は喘ぎ声も加えて聴き手がしごきたくなる、抜きたくなる環境を作ります。

B-bishopさんがよくやられてるひたすら追い込むリードとは真逆の内容なので
過去作を色々聴いてる人でも結構楽しめると思います。
私も「こういうオナサポがあるのか！」と感心しました。
完全クリアを目指す場合は難度がかなり高くなりますから
初回はいい子ポイントを集めながら暴発しないように頑張りましょう。

射精シーンは3回（1視聴あたりの回数は1回）。
ちゅぱ音多め、淫語それなり、喘ぎ声そこそこです。

既存のオナサポにマンネリ感を覚えてる人
耳舐めを多くやるオナサポが好きな人には特におすすめします。

CV：乙倉ゅいさん
総時間　1:19:05

オススメ度
■■■■■■■■■□　9点


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追記
2022年10月27日まで25%OFFの990円で販売されてます。