今年度閉校の塩山北中学校 最後の卒業式
県内では12日、多くの公立中学校で卒業式が行われました。
生徒数が減少し、今年度で閉校する甲州市の塩山北中学校では、生徒たちが思い出を胸に学びやをあとにしました。
12日は県内の公立中学校78校で卒業式が行われました。
このうち塩山北中学校は生徒数の減少によって閉校が決まり、来月から市内の別の中学校に統合されることになっていて、3年生11人が在校生や保護者が見守るなか最後の卒業式に臨みました。
式では、一人ひとりに卒業証書が手渡されたあと、丹澤一浩校長が「皆さんは開校以来、最も少ない人数でも新しいことに挑戦し続けてきました。中学校での生活を忘れずに心ある人として成長してほしいと思います」とことばを贈りました。
塩山北中学校は全校生徒27人のうち22人が合唱部で、NHK全国学校音楽コンクールなどでも受賞した経験があり、式ではみんなでその歌声を披露しました。
このうち全校生徒で合唱した「僕らの『 』」という曲は、閉校が決まった2年前に生徒たちが作詞したもので、友達や学校への思いを込めて歌っていました。
式のあと生徒たちは校庭に集まり、学園祭などで合唱部が歌ってきた曲がスピーカーから流れるなか、写真撮影や手紙を交換するなどして別れを惜しんでいました。
卒業する女子生徒は、「担任の先生との思い出や教室で過ごした日々がとても大切でした。歴史ある学校がなくなることはさみしいですが、学校の伝統や魅力は続くと思います」と話していました。
また別の女子生徒は、「27人という少ない人数だからこそ、ひとりひとりが輝いて仲よく過ごせるいい学校でした」と話していました。