1996 GP250 Rd.7 MINE
「やっと勝てましたぁ!! ...」
2年間の開発ライダーを経て
全日本に復帰した本間利彦が
3年5ヶ月ぶりの優勝
このレース、本間ちゃんが
物凄く乗れている。
市販TZでスズキワークス、
ホンダワークスを退けて優
勝。
それにしても、スズキRGV
ガンマの仕上がりが素晴ら
しい。沼田選手本人が開発
も手掛けたワークスマシン
だ。
本間選手もただのメーカ―
運転手ではなく、自分がヤ
マハのマシンを開発してい
た。当時はヤマハのマシン
は500も250も本間選手が開
発を担当していた。
開発ライダーはテストライ
ダーではない。本チャンに
出場しても勝てるライダー
がマシン開発そのものの中
軸となってオートバイの根
幹部分を作るのだ。
これはただ速いだけの選手
にはできない秀でた逸材に
しかできない。
それができるのは、いつの
時代にも世界に数名しか存
在しない。
本間氏は健在だ。今はゴル
フの人となったが。
沼田氏は残念ながら他界し
た。
現代競技二輪において、日
本メーカ―は開発ライダー
を廃してコンピュータのデ
ータのみで二輪を作る手法
にシフトした。
これではシャシとステムは
作れない。
さらに世界戦では西欧有利
になるようにレギュレーシ
ョンが公平性を著しく欠く
方式に変更された。
かつての1960年代のミニ
潰しのように。
結果、過去40年間世界一の
戦績だった日本製二輪は、
軒並み最下位低迷となった。
だが、二つの理由のうち、
日本メーカーの内的変質に
よる自滅のほうに最大の原
因がある。
人を不在化させて機械が作
る二輪には人は乗れない。
人が乗る物は人が作らない
と、人はそれに乗れない。
人間不在、人間疎外の中で
生まれた二輪など、人が乗
る乗り物ではない。
結果は現実が示している。
誰が乗ってもドンケツくら
って前輪足払いで転ぶ車。
モニター見てるだけの製作
者本人が乗ってみればいい
のに。死ぬから。
人間が乗る事を前提にしな
い機械任せの車作りで操安
性を得る車体などは絶対に
作れない。
上掲動画は、まだ日本の二
輪メーカーが大誤謬を犯す
前の時代、日本のバイクが
世界最高峰=人類最高峰だ
った時代のレースの動画だ。