卒園児や在園児、最後の歌 鶴岡・小堅保育園の閉園式
鶴岡市の小堅保育園の閉園式が22日、同市の堅苔沢公民館で行われた。園児や保護者、地域住民など関係者約80人が43年の歴史を振り返り、別れを惜しんだ。 同園は1981(昭和56)年4月に開園した。少子化により園児が減少していることや、地元からの入園が少なくなっていることから閉園を決めた。本年度の卒園児は3人で、計426人が同園を巣立った。今後、施設は市の子育て支援センターや地域のイベント会場などとして活用され、在園児11人は市内の他の保育園に移る。 式では、小林リサ園長が「子どもたちが見せた笑顔や成長はかけがえのない宝物。地域の方々をはじめ、ご支援いただいた多くの皆さまに感謝したい」とあいさつした。同園の歩みを振り返るスライドを上映した後、卒園児や在園児、職員約30人が歌を披露し、元気な声を響かせた。 席上、同園の活動支援に尽力したとして、小堅地区自治振興会と波渡なす保存会に感謝状が贈られた。式の後は同園でパーティーが開かれ、関係者が思い出を振り返った。