Taj 多事

2008

 
 

昨夜は遅くまで『Gandhi』を観ていたせいか、4時半に目が覚めるが、そのままうとうとして6時に起床。そろそろ朝食の時間だ。外を見るとMunnaがおしゃべりをしている。誰かに呼ばれたようで駆け足で戻ると、間もなくいつもの朝食を運んできた。ジュースは、マンゴージュース。今日は、Sudheerさんに日曜に車を手配してもらうことと時間をしっかり確認しておかないと。それと鍵の受け渡しとWiFiのパスワード。


9:30にTERIに向かう。Rituと事務方の女性が話している。やはり、未だ席を決めきれないようだ。前にも書いたが、IPCCのノーベル平和賞受賞以来、TERIへの研究委託が増え、研究員を増やしてきたとのことで、どこかにもう一つデスクを準備するとなると、相当他のメンバーに迷惑がかかることは容易に想像できる。どうせ一ヶ月以内に研究所全体のリシャッフルがあるのなら、適宜discussionさえできれば、そのときまで放浪生活でもかまわないのだが。ラップトップすら置くスペースがないようなデスクはお断りだけど。間もなく日本から荷物が届くので、その置き場所さえ確保できればよい。


Rituに、外国人登録に必要なProof of residential address in Indiaを今日中に受け取りたいと、お願いした。Rituは、話していた事務の女性にそれを依頼する(この事務の女性は、いつもPCを立ち上げてくれる人であるが、IT専門ではないらしい)。ほどなく、持ってきたのだが、そこには116 Jor Baghと書いてある。どここれ?「ちがうよ、ちがうよ、日曜日にDefence ColonyにあるTERIのGuest Houseに移るから、そこの住所に居ることの証明をちょうだい」、「OK」。しばらくたって、「何の目的に使う証明書なのか聞きたい」と聞いてきた。それは最初にお願いしたときに言ったでしょう、と彼女に言ってもしょうがない。たぶん彼女がお願いしたところは、小生がお願いしたころと違うのだ。外国人登録だと言って、FRROのWebサイトを見せてあげると、「OK、登録目的ね」と言って戻っていった。午後には、証明書が受け取れたので一安心。


まだ、ここの事務系統がよく理解できないので、車と鍵の件は確認しておかないと何が起こるかわかったものではない。Ground floorにあるAdministration OfficeのSudheerさんのところへ確認に行く(インドも英国式なので1階をGround floor、2階から1階が始まる)。電話をしながら女性と話していたが、入れと手招きする。女性も手前の席を空けてくれる。この人も事務の職員のようだ。とにかくSudheerさんは忙しい。片手に回線電話、片手に携帯電話をもって両方と話している。これじゃ一つや二つ何か忘れたって不思議ではない。”This is just for confirmation. You arranged a car for me......”, “Yes, on Sunday.”, “What time?”, “What time do you want?” “Nine thirty”, “Ok”と言ってだれかに電話をする、「9時半だ」。”Who doses bring the key?”, “Driver.”, “Do you know the address where I stay now?”と言ってメモを渡すと、また電話して住所と名前を告げている。おいおい何も言ってなかったのかよ。とりあえず車だけキープしておいてくれたのだろう。「家賃は、月15.000Rsだね?」、「そうだ」、いま宿泊しているGuest Houseは5,000Rs/日近く取るので再確認。「電気代、水道代込みだね?」、「ちがうよ、インターネットも含めてお前が使ったぶんだけ請求する」、こないだ連れて行ったくれた女性と話がちがうじゃない。というかこっちが普通だろう。そうでないとやたら浪費するやつもいるかもしれないから。ただ「お前が使った分だけ」は不可能だろうから、人数割りだろう。浪費家が一緒に住まうことになると大変だ。「洗濯は頼めるか?」、うーんと考えて「洗濯機はないしなー。今度家主に聞いておく」。今、スボン、シャツ、下着上下の一式の洗濯とアイロンを100Rsでやってもらっているので、やってもらえると大変助かるのだが。とりあえず日曜日に引っ越しができそうなことは確認できたので退散する。


Sudheerさんが他人と電話中も、印英語に慣れようと思って必死に聞いていたのだが、なかなか聞き取れない。そもそも英英語なわけだから”A”は「アイ」に聞こえるし、アクセントがこれまで親しんできた米語と違うようだし、”R”は巻き舌じゃなくて「ル」と発音するし、単語の句切れがないように聞こえるのだ。たとえば今宿泊している”Jor Bagh”は、米語なら「ジョーバー」に近いだろう。でもこちらの人が話すと「ジョルバーグ」とはっきり聞こえる。ヒンズー語の発音から、そうなるのに違いないので、すこしはヒンズー語をかじってみようかしら。本は一冊買ったけど、開いてもない。これからも”I beg your pardon.”を連発だな。


日本から荷物が届く。いつもお茶を入れてくれるおじさんが、”This is for you”といって持ってきてくれた。名前と顔を覚えてくれたようだ。よく考えれば、2年前にはじめてTERIを訪問したときから、このおじさんとは面識がある。日本からは、約30Kgの大きな箱と2Kg程度の小さな箱を送ったのだが、小さい方しか届かない。通関手続きを同時にしているところまではフローしている。重さで車両が違ったりするのかもしれない。もう少し待つことにしよう。小さい方は、27JBGHに持ち帰えることができるが、大きい方は正直いって今届いても困ってしまう。


27JBGHに戻ると、靴磨き職人が戻っている。部屋に入ると暑く感じる。外から戻ったばかりなので、こんなものかと思っているところへ、すぐに靴磨き職人がやってきた。家族と過ごせて嬉しかったといって、さっそくサンダルを持っていった。Munnaが洗濯物を届けにきた。「暑くないか?」、「確かに」、「クーラーきいていないみたいだな」といってボスに電話する。二人でリモコンをガチャガチャいじりながら、いろいろやっているがらちがあかない。「今日は遅くて技術者を呼べないので、明日呼ぶ。耐えられなかったら別の部屋をアレンジするけど、どうする?」インドでは天上に大きくてゆっくり回る扇風機がついていることが多く、この部屋もその扇風機が、ちょっとだけ冷たいクーラーの風を運んでくれるので、実は寝るにはこれで十分だ。Tシャツ、半ズボンなら汗も出ない

。「大丈夫だ」と返事して明日きてもらうことにする。こういことが、4月から6月の酷暑の時期に起きたら大変だ。


持ち帰った小包を開ける。本とお楽しみのTV番組を録画してもらったDVDがはいっている。さっそくDVDをMacに挿入。でもダメでした。ファイル名を確認してみると、通常のDVDと違う構造になっている。確認してもらおう...


 

クーラーがきかない...

08/10/03

おかげで助かりました