肺がん見落とし、愛知国際病院に330万円支払い命令 エックス線画像を医師が確認せず
2025年3月28日 20時39分 (3月28日 21時13分更新)
愛知国際病院(愛知県日進市)で関節リウマチの治療を受けていた60代女性らが、医師が胸部エックス線検査画像で肺がんを見落としたとして、病院側に約6100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が28日、名古屋地裁であった。片山博仁裁判長は、女性への慰謝料など330万円の支払いを病院側に命じた。
判決によると、女性は2007年から整形外科に通院。リウマチの薬の副作用を確認するため毎年エックス線検査を受けていたが、19年の診察で医師は画像の確認を怠った。翌20年に肺の陰影が明らかになり、別の病院でステージ4の肺がんと診断された。
判決は19年に画像を確認しなかった点で医師に過失があるとしたが、すでに...
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