【速報】除染土再利用のパブリックコメント、異例の20万超
東京電力福島第1原発事故後の除染で出た土壌の再生利用基準案を巡り、環境省が実施したパブリックコメント(意見公募)の結果、20万7850件の意見が寄せられたことが28日、分かった。放射性物質濃度が1キロ当たり8000ベクレル以下の土壌を各地で再生利用する政府方針に反発する声が多く寄せられたとみられる。東京都内で同日記者会見し、発表する。 同省は省令に再生利用基準を盛り込み、28日付で公布する。全国で再生利用を進めるための制度上の条件が整う。 行政手続法は公募で提出された意見を「十分に考慮しなければならない」と定めている。一方、環境省によると、内容が一字一句一致したものを「1件」とした場合、意見数は8277件だった。残る19万9573件(約96%)は8277件と完全に一致した。 政府関係者によると、少数市民がウェブサイトから大量に送った可能性がある。 会見では、基準省令や再生利用ガイドライン(手引)の概要のほか、4月以降の方向性を説明する見通し。 意見公募は行政機関が新たな省令などを定める際、案の段階で公表し、広く一般市民から意見・情報を募る制度。意見が20万件を超えるのは極めて異例。
福島民友新聞社