コロナ感染 従業員死亡“対策怠った”店側に賠償命令 東京地裁

東京 新宿の中国料理店の従業員が新型コロナウイルスに感染し、その後、死亡したのは店の感染対策が不十分だったのが原因だと、遺族が訴えた裁判で、東京地方裁判所は店側に6800万円余りの賠償を命じる判決を言い渡しました。

新宿 歌舞伎町の中国料理店で働いていた中国人の50歳の男性が4年前、新型コロナウイルスに感染しておよそ2か月後に死亡し、男性の妻と娘は、店の感染対策が不十分だったのが原因だとして、店側に賠償を求めました。

27日の判決で東京地方裁判所の大須賀寛之裁判長は、「緊急事態宣言の発令中も24時間営業を続け、アルコールの提供も制限しなかった。客どうしの間にアクリル板を設置せず、20人ほどの客が宴会を開いたこともあった」と指摘しました。

そのうえで、「男性は住み込みで長時間働き、店以外で感染者と接触する機会はなかったとみられる。ほぼ同じ時期にほかに3人の従業員も感染し、有効な感染対策が取られていなかったのは明らかで、従業員が感染すると十分に予見できたのに対策を怠った」として、店側に慰謝料など6800万円余りの賠償を命じました。

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