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「未熟さ 疑義生みおわび」 小保方氏、表情硬く

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「悪意を持って論文を仕上げたわけではありません」。"世紀の発見"と世界を驚かせた発表から約70日。STAP細胞研究の主役として注目を集めた理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)が9日、公の場で口を開いた。晴れやかな雰囲気だった"発見"の会見とは一転、「研究不正」を指摘した理研に反論するコメントを読み上げる表情は硬く、真相を巡る謎は深まるばかりだ。

午後1時すぎ、記者会見が開かれた大阪・梅田のホテル。姿を現した小保方氏は紺色のワンピースにネックレス。脚光を浴びることになった1月28日の会見で光らせていた大きな指輪はせず、カメラのフラッシュを前に少しほっそりした顔をこわばらせた。

小保方氏は冒頭立ち上がり、用意してきたコメントを読み始めようとしたが、目が潤み、しばらく言葉が出ない。一呼吸置いて読み始め「自分の不勉強、不注意、未熟さゆえにたくさんの疑義が生じ、理研や共同執筆者、多くの皆さまにご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます」と陳謝した。

声がふるえながらも、コメントを見る以外には正面を見据え、理研に反論する主張を続けた。理研の調査には「事実関係の理解のないまま、不正と判定されてしまった」。

その上でSTAP細胞の研究について「STAP現象は何度も確認された真実」と強調。「毎日実験に取り組んでまいりました」としたコメントの後半ではうつむき、涙ぐむ場面も。「論文の体裁上の不備によって、否定されるのではなく、科学的な実証・反証を経て研究が進んでいくことを心より願っております」と締めくくり、深々と頭を下げた。

代理人弁護士によると、小保方氏は9日朝、「今日は大丈夫。清水の舞台から飛び降りるような気持ちですが、頑張ります」と記者会見に臨む気持ちを口にしていた。

理研は一連の調査で、論文に「不正行為」があったと認定した。これに対し、小保方氏は「承服できない」と反発し、8日に不服を申し立てた。

1月の会見で「やめてやると思った日も、泣き明かした夜も数知れない」と、研究生活を振り返った小保方氏。「あきらめようと思った時に、助けてくれる先生たちに出会ったことが幸運だった」と終始、笑顔で周囲への感謝を口にしていたが、同席者の顔ぶれは研究仲間から弁護士に様変わりし、激変した立場を象徴するかたちになった。

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