スージー鈴木の『Now And Then』第6回
こんなにカッコいいことはない
「COMPLEX 能登に10億円寄付」という文字列が、スマホの画面から目に飛び込んできました。
COMPLEX――言うまでもなく吉川晃司と布袋寅泰による大型音楽ユニット。
「大型」は物理的にも言える話で、吉川晃司の身長は182cm、布袋寅泰は187cm。念のため一応足しておくと「369cm」。
今年の5月15・16日、COMPLEXが東京ドームにて、能登半島地震の復興支援に向けたチャリティライブを開催し、その収益=10億円を寄付しました。
サイト「zakzak」の記事(2024年12月2日)の中で「スポーツ紙芸能記者」はこう語ります。
――「芸能人のチャリティーは結構開催されますが、最も腑に落ちないのは『収益の一部を寄付します』という文言。布袋と吉川は、DVDなどでも「経費を差し引いて寄付します」と明言していてすがすがしかった。2日間で10万人が来場したライブとブルーレイやDVDから得られた収益のうち、純利益をすべて寄付した形。こんなカッコいいことはないですよね」
確かに10億円という金額は破格です。
寄付金額の多寡を論じるのもどうかと思いつつ、COMPLEXのすごみを説明するために、あえて続ければ、これまで報じられた能登半島地震に対する芸能界からの寄付金額は、大体が8桁=数千万円レベルでした。そんな中での10億円なのです。桁が1つ、いや2つ違う「型破り」な寄付。
というわけで今回の「スージー鈴木のNow and Then」は、COMPLEXの吉川晃司に着目します。
彼の人生を語るキーワードは「型破り」。デビューからずっと吉川晃司を追ってきた身として、今回は、彼の「型破り」な生き方のNowとThenを語ってみたいと思います。