中井やまゆり園「医療・健康管理問題改革委員会」中間報告を公表

神奈川県立の障害者支援施設「中井やまゆり園」における医療体制の改善を議論する委員会が中間報告をとりまとめ、健康管理の判断基準となる「ガイドライン」などを公表しました。

医療や福祉の専門家らでつくるこの委員会は、中井やまゆり園で入所者が適切な医療を受けられていないなどの問題が明らかになり去年12月に発足。
必要な医療につなげられなかった複数の事案をもとに、なぜ起きたのかなどを検討したところ、▼利用者の健康管理に不可欠な医療と福祉の連携の不十分さ▼園全体のマネジメントが機能していない、といった課題が見つかりました。

■中間報告書 改善策として健康管理の指針や判断基準となる「ガイドライン」が作成され、素案が公表されました。

●薬剤●リハビリテーションなど7つの専門領域ごとに現場職員と施設運営者のそれぞれが取るべき行動などを示しています。

また、体調変化といった小さな気づきも気軽に報告できる職場環境を構築し今後、調査や分析を行う専門組織を設置し「改善サイクル」を機能させるよう指摘しました。

黒岩知事
「これを本当の形にしていくこと、県と施設が一体となってそれぞれの役割分担を整理しながら前に進んでいくことがこれからの課題だと受け止めている」

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