気仙沼市教育委員会 市内中学校を9校から4校に再編方針
気仙沼市教育委員会は、少子化による生徒数の減少で教育活動に影響が出ているとして市内の中学校を現在の9校から4校に再編する方針を示しました。
これは、市の教育委員会が今月3日に開かれた「小中学校再編検討委員会」で示しました。
統合が検討されているのは、▽鹿折中学校と唐桑中学校の2校、▽気仙沼中学校と新月中学校の2校、▽松岩中学校と階上中学校、それに面瀬中学校の3校、▽津谷中学校と大谷中学校の2校です。
通学の距離や必要となる教室数、それに災害のリスクなどを考慮し検討を行ったということです。
市の教育委員会によりますと、今年度の市内の中学校の生徒数はあわせて1168人と2011年度の半分近くまで減っています。1学年あたりの通常の学級の数の平均は昨年度、1.57と県内にある14の市の中で最も少なくなっていて、クラス替えができないことや部活動などの教育活動に影響が出ていることから早急な再編が必要だとしています。
市の教育委員会は、「あくまでたたき台であり、今後も保護者や地域の人たちの意見を聞きながら丁寧に検討を重ねていきたい」と話しています。