2025-03-27

性癖が歪んだきっか

「 メンヘラ女による監禁 」が大好き!

という終わった性癖持ちなのだがこれには理由があるから聞いて欲しい。

理由も何も実際に起きたエピソードから性癖が歪んでしまっただけだからその時の話を綴るだけだ。

前提条件含めての文章になってしまう為、長くなってしまうのは許して欲しい。

 

 

小学1年生の10月頃、親の都合で突然学童に放り込まれそこで仲良くなった女の子がいた。(以下Aちゃん)

どうやって仲良くなったのかは覚えていない。ドラゴンボール漫画を読んだりポケモンの絵を描いたりするのが好きな自分にとって、彼女とは趣味微塵も合っていなかったような気がする。

だが何故かよくAちゃんに連れ出されては公園で遊んでいた。

 

小学3年生の頃、彼女が住むアパートに呼ばれたことがある。彼女は以前に自身の口で「母親しかいない」と言っていた。

その母親今日はいいから家で遊べるとのことだった。

学童終わりに隣を歩き、そのままアパートの一室へ向かう。

そうして扉が開かれ眼前に広がるのは荒れに荒れまくった室内。放置されたゴミ衣服、靴でさえも碌に整えられていない。独特の匂い

――ああ、虐待児か。そう思った。悲しくも自分もそういう家庭なせいで思ったより冷静に目の前のことを受け止めていた。

似た者同士が惹かれ合うというのは本当にあると思う。自分はこの日そう思った。

 

彼女虐待児であろうという確信めいた思いを抱きながら、それなら自分彼女の良い友人であろうと思った。

勿論自分友達でいて楽しいからというのもあったし、彼女学校では嫌われ者であることを知っていたからだ。Aちゃん自分以外の友人はいなかったように思う。

小学生の女子の陰口なんて大した意味はないだろうと思っていたが、何となく雰囲気で皆が毛嫌いしていたのかもしれない。

一人が寂しく辛いことは自分も家庭で感じていたし、道徳の授業でも散々人に優しくしましょうという話を聞かされていたのでAちゃんと仲良くすることに何も抵抗はなかった。

 

 

ところが、ある日。

いつものように公園で遊び門限の18時近くになったから帰ろうと話しているとAちゃんが怒り始めた。

今思えばこの日以外ももちょっと遊ぼうよと誘われることはあったが、怒られたことは無かったので相当驚いた。

 

「私と門限どっちが大事なの!?

 

この台詞現実で言われることあるんだ……と大人になってから思う。紛うことなくAちゃんメンヘラ女子だった。

しか小学3年生の自分メンヘラという存在を知らない。そしてノンデリだった。

 

「門限」

 

ノータイム不正解の返答をかまし、Aちゃんは大激怒

言い訳となってしまうが門限を守らないと暴力暴言が1時間以上は飛んでくる家庭だったので、この返答になってしまうのは仕方のないことなのだ。

結局Aちゃんに腕を鷲掴みにされた自分は18時を回った真っ暗な公園に佇むしかなく、探しに来た親が回収してくれたもの上記のようなことになってしまったのは言うまでもない。

 

ここで異変に気付けば良かったがノンデリ天然だった自分は「まあ、無限に遊びたいよな」と納得し翌日から普通に遊んでいた。

但し、ちゃんと「18時に帰らないと次からAちゃんと遊べなくなる」とは伝えた気がする。

 

気がする……のだが

 

この日記の冒頭を思い出してほしい。

これはメンヘラ女による監禁の話だ。

 

 

事件も同年に起きた。

いつかと同じようにAちゃんは「今日母親いないから家で遊べるよ」と嬉しそうに誘ってきた。

あの荒れた家で遊ぶのかと内心乗り気ではなかったが、彼女笑顔を見ると断る訳にも行かない。

あと、この時既に察していたが断ると無理矢理連れていかれるか機嫌を損ねるかの二択だった。力では勝てるが自分を好いてくれている可愛い女の子の友人に手荒な真似はしたいと思わなかった。

 

たことのあるアパート

扉を開けると相変わらずゴミ屋敷手前のような部屋が見える。それでも誘う為に綺麗にしてあったのか以前訪れた時よりもリビングは綺麗にされていた。

部屋を見ながらどこに座ろうかと突っ立っているとAちゃんが声を掛けてきた。

 

「鞄は私が持っとくね」

 

……今日って夫婦ごっこだっけ?

Aちゃんとおままごとをする時はいつも決まって自分夫役だった。

学童でもこのやり取りは何度か行ったことがある。そんなことを思い出しながら鞄を渡した。

 

今日から〇〇は私とここで暮らすの」

 

……?

ニコニコ笑顔でそう言うAちゃん自分は何も返せなかった。

まりにも”おままごと”の圧では無かったからだ。

 

「今お茶お菓子用意するから待っててね!」

 

何か返す間も無く、Aちゃんはそう言って鞄を持って機嫌よくキッチンへ姿を消した。

一方の自分は命の危機を感じていた。

 

これって、門限までに家に帰してくれるのか?

 

いつものままごとであれば何の問題も無い。しか彼女は「ここで暮らすの」と言ったのだ。

以前の公園で腕を掴まれ、逃げられずにいた時を思い出し嫌な予感がした。

また門限を破れば自分が家でどういう仕打ちを受けるのか分からない。最悪殺されるところまで見据えた。

逃げるか留まるか、どうしようかと悩む時間も短くはなかったと思う。

 

だがAちゃんは”用意”に時間をかけていたようだし、こちらへ来る前にお手洗いを利用するのが確認できた。

逃げるなら今しかないと立ち上がり、急いで玄関へ向かった。

 

玄関にはチェーンが掛けられていた。防犯の点で見ればとても偉いのだが、以前来た際はわざわざチェーンを掛けておらずこんなに些細なことでさえ動揺したのを覚えている。

そして何より玄関前のゴミ袋が倒され、出させないという意志をひしひしと感じた。

挙句には靴が無い。

 

やばいやばいやばい

Aちゃんがお手洗いを済ませる前に逃げ出さないと!

 

流石に目の前のこれらを見て焦らずにはいられない。

門限までには帰りたいという考えから明確に”Aちゃんが怖い”に移り変わっていた。

 

小学3年生の監禁はあっさりと突破出来た。ゴミ袋は別の所に移動して、チェーンは外して、鞄と靴は放置したまま裸足で逃げた。

幸いにもこの日、学童から直接向かったのではなくキックボードに乗って来ていた為、走って逃げるより随分と足への負担は無くて済んだ。

ただ、やっぱり怖くてちょっと泣いた。

 

 

後日、「何で何も言わずに帰ったの?」と詰め寄られた。

何と返したかもう覚えていない。

鞄と靴は学校で返してもらった。

 

さらにその後、流石に危機感を習得した自分は家に呼ばれる度にやんわりと断った。

また閉じ込められたら今度こそ逃げられないかもしれないと思ったからだ。

このおかし関係は、Aちゃんが突然引っ越したことで幕を閉じた。

引っ越したことを知った時はほっとしたような、友人がいなくなって寂しくなったような妙な感情だった。

 

 

そしてこの件を終えて大人になった自分は無事性癖が歪み、年上お姉さんに監禁されたいなと思うようになってしまった。※同い年だが自分早生まれだったからかAちゃんはお姉さんらしく見えていた。

この時は門限という縛りがあったから逃げることを選択したが、正直多少後悔している。今同じ状況になったら全然喜んで一緒に暮らしたい。

 

しかし、小学3年生の時と比べ自分女性らしくなってしまった。可愛い服も好きだしメイク勉強している。

またAちゃん出会っても、もう夫扱いはしてくれないのかもしれない。

  • 増田は男?

  • あー羨ましい 寂しい成人男性の元にこれだけ素敵な女性が降ってくればなあ なんて呑気なこと言えるのは当事者じゃないからなのかな

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん