「常識が歪んでいる」SKY-HI、CD大量購入文化に問題提起も…賛否寄せられたわけ
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3月23日、ラッパー兼プロデューサーのSKY-HI(日高光啓)と、エイベックスの松浦勝人会長の対談動画が、YouTubeで公開された。 現在、BE:FIRSTやMAZZELなどのアーティストが所属しているマネジメント会社「BMSG」の代表を務めているSKY-HI。AAAの生みの親である松浦氏と、音楽業界について語り合った。 対談のなかで、SKY-HIは、「推しのために」とCDを大量に購入する文化について、「ファンが変な伝説を信じ込まされている状況は不健康」と問題提起。 「『何万枚売れないとドームツアーはできないらしい』とか、『CDを積む行為こそが好意の現れなんだ』『これでみんな喜んでくれる』と、常識が歪んでしまっている部分がある。そこを一個一個きれいにしていったほうが、結果として音楽市場は成長すると思います」 と語っている。 松浦氏も、「CDがすごい売れてた時代はそんな売り方はしてなかったからね。逆に、音楽がもっと消費されていた時代。CDを買うことがファッションだった」と振り返った。 SKY-HIは、続けて「世界の音楽市場もストリーミングが生まれてから市場が拡大していってる。日本の音楽市場が伸び悩んでいるのは、絶対考えることが(ほかに)いっぱいあるのにな……みたいなもどかしさがありました」と、音楽ビジネスに関わる人間としての葛藤を明かしていた。 だが、一連の発言が公開されると、Xでは一部からこんな声が寄せられた。 《ってかSKY-HIのとこのBE:FIRSTもえげつないランダム特典つけてたけどあれはCDたくさん売りたかったから以外に理由あるの?》 《日高(SKY-HI)さん、取り敢えずそちら界隈お得意のランダム商法を辞めてから喋ろうかね?》 《日高ってCDにえっぐいランダム特典つけてたイメージだけど》 過去にBE:FIRSTがおこなってきたプロモーション方法への指摘が相次いでいるが、これには多少の経緯がある。 「SKY-HIさんは、かねてCD大量購入で成り立つ音楽ビジネスに問題提起をおこなってきました。そのためのアクションのひとつとして、2024年6月発売のBE:FIRSTのコンセプトシングル『Masterplan』において、“ランダムトレカ” を廃止する動きを見せています。 ランダムトレカは、メンバーの写真がプリントされたトレーディングカードを、ランダムでCD特典として配布するやり方です。推しているメンバーのトレカが欲しい人は、必然的に何枚もCDを購入し、当たるまで購入し続けるため、売上も上がる仕組みです。 『Masterplan』ではCDの売上枚数は前シングルから7万枚以上減ったものの、グッズ販売に力を入れたことで、CDとグッズをまとめた売上は前シングルから2倍近く増えたといいます。 ただ、『Masterplan』以前のCD販売では、ランダム特典を積極的につけていたことも事実です。当時のイメージと相まって、今回の発言にツッコミが相次ぐなか、SKY-HIさんの取り組みを追っている人たちからは『的外れな批判』といった擁護の声もあがっています」(芸能記者) 音楽市場の健全化が、さらに進むだろうか。
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