老人ホームなどを運営する富山市の事業者が、訪問介護員の資格取得に必要な研修を行っておらず、訪問介護員あわせて40人の修了証明書が無効となりました。

富山県によりますと、富山市大町のフールケア大地は県の介護員養成研修の事業者に指定されていましたが、2021年度と2022年度に研修を受けたあわせて40人が「座学の講義」を受けていなかったことがわかり、県は40人の修了証明書を無効としました。

訪問介護員の資格取得には、10から12時間程度の実技と座学研修のあわせて130時間の研修を受ける必要があります。

訪問介護員は介護福祉士や看護師といった資格を持たない場合など、研修を修了していなければ、訪問介護を行うことはできず無資格になるため、県は該当者が別の機関で研修を受けられるようフールケア大地に指導したということです。

富山テレビ
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