高齢者の学習意欲の向上と図書館への来館を促すため、2004年から八王子市中央図書館(千人町)が始めた講座「八王子千人塾」。シニア世代を対象に、図書館を使った『調べ学習』を気軽に始めてもらえるようにする講座で、今年度までに200人以上が受講しています。(写真:八王子千人塾 講座の様子)
中央図書館が主催
中央図書館の太田さん(左)と上海さん
「八王子千人塾」は生涯学習の一環として、60歳以上の八王子市民を対象に、図書館の資料を使った『調べ学習』の進め方を学ぶ講座で、今年で20年目を迎えます。開始当時の担当者が、図書館で調べ物をしていた高齢者に「調べた成果をまとめて発表できる場を一緒に作らないか」と声を掛けたのが始まりで、塾名は「八王子千人同心」に由来しています。
八王子千人塾の特徴
八王子千人塾塾生の会のレポートをまとめた冊子「いちょう街道」
「八王子千人塾」講座の特徴は、塾生自らがテーマを決め、調べ、発表できるまでの基礎を学べるところ。自分あるいはグループで興味を持ったり、疑問を感じたり、関心のあるものをテーマに設定し、図書館で資料を探し、現地に足を運んだり、詳しい人に話を聞いたり、いろいろな方法で調べた成果を作品としてまとめ発表できるまでを目標にしています。
令和6年度の「八王子千人塾」は6月20日〜7月18日の毎週木曜に開催。全5回の講座では、実際に調べ学習を行った先輩方が、テーマの選び方や資料の探し方、調べた内容を文章にまとめる際の注意点、発表のコツやレポートの書き方について話します。
塾生の会に参加も
講座修了後、さらに調べ学習を継続したい希望者は、受講生が自主的に立ち上げたサークル「八王子千人塾塾生の会」に参加することもできます。会員のレポートは毎年、「いちょう街道」という冊子にまとめられ、市内の図書館のほか都内の図書館に提供。また、全国規模で開催される「図書館を使った調べる学習コンクール」にも応募し、これまでに多数の作品が入賞しているそうです。
中央図書館の上海雄一郎さんは「塾生たちは図書館に来て丹念に調べる作業が楽しいようで、フレイル予防やセカンドライフの充実にもつながっているようです。今年度の講座の募集が始まっておりますのでぜひご参加ください」。
●日程:6 月20日、27日、7月4日、11日、18日の午後
2 時~ 4 時(最終回は1時から)、全5 回
●対象:八王子市在住の60 歳以上の人
●定員:20 人(先着順) ●参加費:無料
●場所:八王子市中央図書館3 階視聴覚ホール
●申し込み:6 月19日までに中央図書館(電042・664・4321)に電話または直接。
定員になり次第、締め切り