衝撃事件の核心

手術後の30代女性に「わいせつ」幻覚か真実か 41歳医師の釈放求めて署名4万人 捜査当局vs医療界の全面対決に

検察側は冒頭陳述で「女性から被害を訴えられた母親が、女性の胸に唾液のにおいを感じた。女性の胸からは、唾液成分と、会話による唾液の飛沫(ひまつ)などでは考えられない量の関根被告のDNA型が検出された」と主張。さらに「関根被告は通常、患者の胸だけの写真を3枚程度撮っていたが、女性については顔と胸を入れた写真を15枚ほど撮っていた。女性に性的関心があった」などと指摘した。

弁護側…診察中に唾液が胸に付着することある

一方、弁護側は徹底抗戦の構えだ。

初公判では、女性の被害の訴えについて「捜査段階から被害状況の説明などが変遷している。被害は女性が麻酔から覚醒する途中で譫妄(せんもう)に陥り、幻覚を見た可能性が高い」と指摘。唾液やDNA型についても「診察中に唾液が胸に付着することはある。採取・検出方法には不審な点が多く、決め手にならない」と反論した。

また、犯行状況については、「カーテン内に2人でいた時間は非常に短時間で、しかもカーテンの下部は開いており外から見える状態だった。病室は4人部屋でほかの患者や家族らがいたほか、看護師らの出入りも激しかった。こうした場所での犯行は不可能だ」と指摘した。

弁護側は初公判では写真の多さに関して反論を述べなかった。しかし関係者によると、今後の公判で「女性は水着撮影などを伴う仕事をしていた。女性から『通常よりもしっかり手術後の胸の再形成をしてほしい』との要望があり、普段以上の注意を払う必要があった。写真が多くても不自然ではない」と主張する方針だという。

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