とあるタイミングで座席前の吊革が空いたので、荷物を棚に乗せて立っていた。
途中目を瞑ったりして。
自分が立っていたのはドアの近くの端の席辺り。
ふと気が付くと、ドアの脇、自分の斜め前に3歳位の男の子を抱いたお母さん、
5歳くらいの二女、3年生位の長女と思しき女の子と立っていた。
あの男の子を抱いて揺れる電車で立ってるのはきついだろうなと思ってた。
その時その親子連れが降りるのかどうか分からず、一瞬間を置いて手招きすると、
隣に座っていた女性が、反対隣が空いたので一つズレてくれた。
そこで二女の子に私が手招きすると、直ぐに座った。
譲ってくれた女性は見ていなかったかもしれないが、母親がこくっと小さくお辞儀していた。
また何駅か過ごしてから離れた所で座席が空き、長女の子は独りでそこに座った。
母親にぴったりとくっついている男の子は母親に甘える事しかできない。
でも上の女の子、あれ位の歳になったら、そういう事もできるようになるよなと、
見知らぬ女の子の成長を見た気がする。
男の子はまだまだ周囲の事など考えられない、甘える事しかできない年頃だ。
乗車してから40分も経過したころだろうか、私の目的の3駅手前位で、
もう二度と会う事はない親子、子供達は直ぐに成長して行くんだろう。