安倍氏銃撃 演説会場になかった3要素

  • 選挙カーの上
  • 背後に車両や壁
  • 建物内

安倍晋三元首相が2022年7月8日、奈良市で街頭演説中に銃で撃たれて殺害された。参院選で、安倍氏がこなした演説は少なくとも47回。うち3分の1を見た担当記者によると、マイクを握った場所は、特徴ごとに三つに分類できた。一方、銃撃現場は「異例な環境だった」と証言する。

選挙カーの上の場合

車から数メートルまで近づくことはできても、高さがあるため肉薄できそうもない。警察官も車上から周囲を見渡しやすい状況だった。

  • 石川県小松市
  • 宮城県仙台市
  • 東京都千代田区
  • 東京都新宿区
  • 埼玉県さいたま市
  • 新潟県糸魚川市
  • 石川県能美市
  • 愛知県名古屋市
  • 三重県四日市市

背後に車両や壁がある場合

選挙カーが止めづらい場所では、演説台が使われた。その場合、選挙カーや壁を背にして演説していた。

  • 奈良県奈良市
  • 奈良県生駒市
  • 福島県郡山市

建物内の場合

市民会館など建物内では、入り口での受け付けを必要とするケースが多く、限られた空間に警察官も配置されていた。

  • 福井県あわら市
  • 東京都千代田区
  • 兵庫県淡路市

容疑者が断念したとされる
岡山の演説会場

山上徹也容疑者は事件前日の7日、岡山市の市民会館でも銃撃しようとしたが断念したとされる。会場の入り口は1カ所に制限され、会場内はすし詰め状態。壇上の安倍氏に近づくには、客席の最前列でもない限り難しかった。

凶弾に倒れた
「大和西大寺駅前」

事件が起きた演説会場は、何が「異例」だったのか。まずマイクを握ったのは、選挙カーの上ではなかった。後方を遮る車両や壁もなく、演説中の安倍氏に格段に近づきやすかった。

  • 選挙カーの上
  • 背後に車両や壁
  • 建物内

安倍氏は、四方をガードレールで囲まれた台形のゼブラゾーンで、高さ数十センチの演説台の上に立って街頭演説をしていた。ガードレール外側の車道では車が行き交い、聴衆はさらに外側の歩道上にいた。

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銃撃の状況は

山上容疑者は、安倍氏から約15メートル離れた歩道にいた。背後に回り込むように車道を横断し、8メートルほどの距離から手製の銃を発砲。さらに約3秒後、5メートルほどから2発目を撃ったとされる。

容疑者確保までの動き

山上容疑者は2回目の発砲直後、少し離れた路上でスーツ姿の警察官らに取り押さえられた。現場で押収された銃は長さ約40センチ、高さ約20センチ、弾丸が通る銃身が2本あった。