『アルヴィスが初めてナナシを受け入れることを決意した夜』
な、ひとつ前のお話の続きだったりします。
小説というスタイルで書くのは苦手なので表現メチャクチャです(痛)
初めてのキスやナナシの囁きに顔をほんのり赤くしたまま唖然としているアルヴィスの頬に
そっと手を這わせながら、砕けたままの雰囲気で話しかけた。
「キスは初めてやったん?そんな初々しい顔されると、もっとしたくなるんやけど・・・」
言うと同時に頬を撫でていた指をするっと唇に移動させ、軽く触れる程度に撫でると、
アルヴィスは恥ずかしさとむず痒さで口を一文字に結ぶ。
「んっ・・・」
本当は手で払えばそれで済むことなのに、そんなことすら思いつかないほどに初めて尽くしの行為に動揺していた。
どうしていいかわからず、一度ファスナーにかけた手をシーツに下ろされてから
ずっとシーツを掴んだまま無意識にそこから動かせずにいた。
ナナシに触れられるたびにシーツを掴む手に力が入る。
それに気付いていたナナシは、アルヴィスのそんな様子を楽しみつつ
もう少しくらい緊張をほぐしてやれないものかと声をかける。
「アルちゃんちょっと緊張しすぎやって。もっとリラックスしてくれんと、なんや先に進むのが申し訳ないわ」
「っナナシがいきなりあんなことするからだろ!!だいたい、Aと・・・キス・・なんて全然繋がりもないじゃないか!!」
「そんなあいうえお作文やないんやからA言うてもあから始まるもんとは限らんて。
で、アルちゃんはAでこんな想像してたん?」
言うと同時にナナシはまたアルヴィスに覆いかぶさり、強引にキスをしたときよりも体を密着させて、
左手はアルヴィスの頭の下にもぐりこませ、右手は服の上から胸を刺激するように辿ってからそのまま脇腹を通り背中へ、
そして服の裾から手をもぐりこませて反対の脇腹を撫でる。
わざと、行為を意識させるようにゆっくりと・・・。
「愛撫・・・やろ?なんや考え込んだと思うたらみるみる真っ赤んなって・・・あんときのアルちゃん、えらい可愛かったでー?
どんな想像したん?自分に愛撫されてるとこ、考えてくれたんか?リクエストあったら喜んで応えたるで?」
「んっ・・ぁ・・っナナシ・・・!あっ・・・」
初めて他人に触らせた肌に感じる感触は妙に生々しく体に広がり不安になる。
同時にくすぐったいような、それとは少し違うような・・・なんともいえない感覚に
どう反応を返していいのか分からないのに体は反射的にそれを拒もうとする。
片手でナナシを押し離すように、そしてもう片手は抱きこまれた体がシーツからこれ以上
持っていかれないようにとぎゅっとシーツを掴んでいた。
「アルちゃん、大丈夫やって!急に進んだりせえへんからリラックスやリラックスv力抜けるか?」
緊張をほぐそうとする言葉や優しげな声とは裏腹に、ナナシの右手は今だアルヴィスの腰元で動いたままだ。
そんな矛盾への不満と自覚のない照れ隠しからアルヴィスはナナシに頭突きをかました。
「リラックスって・・・ずっと腰まさぐられた状態でそんなことできるか!!」
「あだっ!頭突きって・・・ちょーお緊張ほぐそうと思うてやったジョークやないのv頭突き食らわす余裕あるならちゅーにしてや、ちゅー!」
「うっ・・・」
「アルちゃんからはできへん?なら、自分からしたろーvちゅーv」
「・・・んっ・・んぅ・・・」
―――自分が何もできていない、ナナシに任せっぱなしだということは余裕がないなりに感じていたアルヴィスは、
一瞬逃げそうに、顔をそらしそうになるところをぐっと堪えてナナシのキスを受ける。
その頑張りに気をよくしたナナシは、何度も何度も啄むようなキスを繰り返した。
すると徐々にアルヴィスの体から力が抜け、キスの緊張よりもキスの甘さが上回り、力が抜けると同時に表情がとろけていく。
(ええ感じに力が抜けてきたわ。それよりも・・・この顔は反則やないか・・・?)
アルヴィスの緊張が解け、表情が甘くなるにつれて逆にナナシが煽られる。
アルヴィスが何もかも初めてだということは簡単に想像できた。
だから一度目がトラウマにならないようにとこうして押したり引いたりを繰り返しているというのに
人の心配をよそに、いや、その配慮の賜物か、アルヴィスは人に見せたことがないであろう表情を見せてくれる。
無意識にしているその表情が、どれだけ周りを煽るかなど全く自覚のないまま、ナナシを煽っていく。
そしてナナシはその表情を堪能しながら、啄むキスから無意識にアルヴィスの口内へと舌を進めた。
薄く開いていた唇の隙間から入り、歯列をなぞって逃げる舌を絡めとった。
アルヴィスの舌を追う勢いで、そのまま体もシーツに引き寄せられていく。
突然のことにアルヴィスは体を震わせて、体を離そうと腕を突っぱねる。
しかし、頭の下に入り込んでいたナナシの左手に頭を固定され、
初めての深いキスに力の抜けかかった体では抵抗のしようがなかった。
「んっんぅ・・・っは・・ナナ・・シ・・・っ!」
深い深いキスの合間に名前を呼んでも、声が言葉にならない、声にならない。
そして徐々に思考回路を痺れさせる。
もともと体を離そうとナナシの肩にかけていた手は、縋るようにナナシに掴まる。
もう片方の手は、相変わらずシーツをぎゅっと握り締めたまま口内の刺激に合わせて力が込められる。
初めと違うナナシの雰囲気に戸惑いながらも、与えられる快感に抗う術などなく、体は素直に溺れていった。
再び駆け足更新。
またしても突っ込みどころ満載ですが時間無いので置くだけ置いて逃げますよ(痛)
後日言い訳しにきますので(ry)
なんかもう今回はホントに表現がわけ分かんなくて四苦八苦でしたT▽T
イラストも何枚か描いたのですが時間無いので後日。
文章ちょっと長めに書いただけなのに矛盾がぽこぽこ出てきて
考え直し書き直しという連鎖がめんどかったです(殴)
やっぱり私小説はダメだよorz
小説のはずが途中から語りに入りそうで危うく踏みとどまりました(笑)
一度紙に書いたものを打ち込んでったのですが、紙の方ではすでに最後の方は語りでした(爆)
ではでは一旦この辺で><
後日・・・イラストアップしたはいいものの語る時間がないので今回も中途半端ですがこの辺でorz