“アクリル板越し”接見で被告に外部の人と「スマホで通話」させた弁護士 1年間業務停止の懲戒処分 大阪弁護士会

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MBSニュース

 拘置所での接見中、被告にスマホで通話させたとして、弁護士が懲戒処分です。
 1年間の業務停止の懲戒処分を受けたのは、大阪弁護士会に所属する乾彰夫弁護士です。弁護士会によりますと、乾弁護士は2023年の3月から5月に、自らが弁護人を務め大阪拘置所に収容されていた被告との接見の際に、自身のスマートフォンで被告と外部の人を通話させたということです。
 通話は被告が希望したということで、乾弁護士は拘置所の面会室での計17回の接見で、アクリル板の通気口にスマホをあてる形で通話させていたということです。
 大阪弁護士会は「罪証隠滅などの危険を伴うもので弁護士の品位を失うべき非行だ」としています。