井ノ原快彦取締役に課せられたNHK絡みの特命 テレ朝「特捜9」終了後に動くか
俳優の井ノ原快彦(48)が主演するテレビ朝日系「特捜9 final season」が4月、放送開始する。副題の通り、今回で同作シリーズのファイナルをうたうが、井ノ原はこれを機にSTARTO ENTERTAINMENTからNHKとの関係改善の〝橋渡し役〟を期待されている。 【写真】荒ぶる記者をなだめる井ノ原快彦 井ノ原は2018年から「特捜9」シリーズで主演しており、第8弾となる今回でファイナルを迎える。バラエティー番組ではテレビ東京系「出没!アド街ック天国」で司会を務めているが、芸能プロ関係者は「今後は役者としての仕事をセーブし、スタート社取締役として重要な役割を与えられるようです」と話す。 その任務の一つがスタート社とNHKの関係改善の橋渡し役だという。 NHKは旧ジャニーズ事務所の創業者の一連の問題を受けて23年、スタート社タレントの新規番組への出演オファーを見合わせると発表。昨年4月にはスタート社タレントの出演番組計8本を一気に終了させた。同年10月に新規番組の出演オファーを再開する方針を発表したが、大みそかの「NHK紅白歌合戦」では前年に続いてスタート社勢の出演はゼロだった。 ただ、今年2月放送「うたコン」に「Aぇ!group」が出演し、再開第1号グループとなった。「WEST.」桐山照史(35)は4月放送開始のEテレ新番組「わたしの日々が、言葉になるまで」(土曜午後8時45分)にレギュラー出演。スタート社とNHKは〝雪解け〟の兆しを見せている。 その流れを加速させる役割を期待されるのが井ノ原だ。NHK「あさイチ」では8年間、キャスターを務めるなど同局とのパイプがある。 「そのルートをもってさらなる関係改善を――というわけです」(前出関係者) 井ノ原はスタート社とNHKの関係改善だけではなく、当のスタート社内での〝統制〟も求められそうだ。 「スタート社タレントの多くがエージェント契約制を取っているので、仕事の最終的な決定権はタレント側にあるとされています。事務所側が出演OKでその話が進むわけではなく、タレント側の判断で出演が頓挫することも少なくないとか。井ノ原さんはNHKに人脈があり、スタート社勢では〝先輩格〟にあたる。スタート社としても、自社とNHKの双方で顔が利く井ノ原さんが前面に出て、辣腕を振ふるってほしいという思いもあるようです」(同) イノッチにかかる期待は大きい。
東スポWEB