夕暮れに染まる街を歩く親子
片方は灰色の髪、黒いドレス、目を閉じているせいでその瞳は見えないが所謂美女である。
そして、背負われている小さな子供、白い髪に赤い瞳そのせいで兎を彷彿とさせてしまう少年だった。
そして、一言も喋らない。
気まずいという訳では無い、寧ろ居心地いいのだ。
ただ、その静寂を破ったのは
「ベル。体調は大丈夫か?」
意外にも女の方だった。名はアルフィア、彼女は静寂を好み人を雑音とも例える奴だった。
「うん大丈夫!ありがとうお義母さん。」
それに答えるのは白兎を彷彿とさせる少年ことベル・クラネルであった。2人は親子であり今は治療院帰りであった。
「体調を崩すから心配したぞ。ベル」
「えへへ、ごめんなさい。」
「いいぞ、私も丁度定期検診だったからな。」
そういってベルを下ろすアルフィア。そして抱っこから手を繋ぐに変える二人。
「無茶するなよ?」
「うん。しないよ!」
「それならいい、……そういえばベルなにか夢を見ていたのか?少しうわ言を言っていたが。」
そういうとベルはあっ!と言葉を漏らす。この反応は忘れていたんだろう。
「そうなの!僕ね!ダンジョンでね!女の子助ける夢見たんだよ!でね!はーれむをね!作ってて!それで……えっと…?」
少し忘れているんだろうか、拙い口調で説明しようとするベルを繋いでいない方の腕で優しく撫でる。可愛いなこいつ、と思いながら。そして話す内容に少し怒りを込めながら。
───ゼウス、碌な事しか教えんな。
と今はいない神に怒りを向ける。
「……ベル。『冒険者』になりたいか?」
怒りを収め、今度は優しい口調で笑顔を見せ、ベルにそう言う。そしてベルはそのアルフィアからの質問に戸惑うことなく告げる。
「僕は……英雄になりたい!」
ベルはそう言う、論点とは少しズレているが、つまりなりたいということなんだろう。
「そうか……。」
アルフィアはそれにいい顔はしない。英雄なんて可哀想な奴がなるんだと思っているアルフィアは当然いい顔なんてしないだろう。だって、舞台から降りた後が書かれることは無い。あの道化の英雄と呼ばれたアルゴノゥトも次の獅子討伐で死んだとしか書かれていない。これが本当なのか、それは知る術は無い。だからこそ可哀想と思ってしまう。
「後悔……しないか?」
こんなことを聞いてしまうのは卑怯だと知っている。そんなことわかっている。この子の決断を濁させてしまうものだって、わかっている。
「っ……。」
わかっているんだ。けれど、私は心配なんだ。もしかしたら、冒険の途中で死ぬかもしれない。悪く言われてしまうかもしれない。けれどそんな時挫けずやって行けるだろうか?
──否だ。
私だったら無理だ。世界の為身を粉にして、救っているのに、なんの見返りもないなんて、そんなのはただの苦痛に過ぎない。そんなこと、アルフィアが一番知っている。それが一番キツイこともアルフィアが一番知っているのだ。
「……ぼ、僕は…エピメテウスの様に…人を救いたい。アルゴノゥトの様にみんなを笑顔にしたい。だから……だから…」
──僕は英雄になりたい!
と言い切ってしまう。それにアルフィアは何を言う訳もなく、ただ、抱きしめた。
「ごめんな……ベル。」
ベルはアルフィアの病のことを知っている。そして故意的に隠していることも、けれどアルフィアが言わないのなら言えるはずがないといいベルはみんなに隠した。そしてその度に罪悪感があった。それをアルフィアは知っている。自分の事に巻き込ませてしまってすまないと、思っている。
「帰ろう……本拠へ。」
「うん!」
そのまま手を繋いで歩いていく。そしてベルはアルフィアに尋ねた。
「お姉ちゃん達は…今日もお仕事?」
「だろうな。ご苦労な事だ。」
そういうとベルは残念そうにそっかぁ……とつぶやく。最近出来た家族は忙しいことを知っているベルは我儘などは言わない。それが仕事だと知っているから、大事だと分かっているから。
「でも……僕には『正義』なんて分からないよ。なんで人同士で争うの?…分からないよ。」
「ベル……それは、大切を守るためだ。」
「大切を……?」
ベルには分からなかった。
「例えば、お前が死にそうだったら、私はお前を助ける。そこにどんな障害があってもな。」
「じゃあ……っ!みんなはそれを守る為にやってるの?だからみんなで戦ってるの?」
「あぁ、そうだ。」
ベルはそれに少し、俯いて言った。
「そんなの……おかしいよ。」
と、アルフィアは思った。この子がもし、『悪』にはめられて死んでしまったら、自分はどうするのだろうと。そうしていると本拠まで着いた。決して大きくなないけれど洗練されており瀟洒な館、『正義』を司る女神の館
『星屑の庭』。そしてドアを開けると
「おかえりなさい二人とも。」
主神である、神アストレア様が出迎えてくる。正に女神の中の女神、慈愛に満ちていて、神様たち曰く『膝枕されながらヨシヨシされたいランキング堂々の1位』であるらしい。
「ただいま戻りました!アストレア様!」
「戻ったぞ、小娘共はどうした?」
アストレアが見えると2人は話しかける。
「アリーゼ達はまだよ。ベル、おかえりなさい。そうだ二人共みんなが帰ってくるまでにステイタス更新をしておきましょう?」
そう行ってくる。断る理由は無いので2人はステイタス更新をすることにした。ただ、ベルはダンジョンに行っている訳ではなく、タダするようなものだか。まずはアルフィアからということになりアストレアと共に神室にいく。そして背中を向ける。そしてアストレアが
「あら、アルフィアまた伸びたわね。」
そして見せられたのは1つの用紙
アルフィア
Lv8
力:E488
耐久:F392
器用:E472
敏捷:D523
魔力:C699
魔導:C
耐異常:E
魔防:E
精癒:E
覇光:H
連攻:I
■魔法
【サタナス・ヴェーリオン】
□詠唱式:【
□スペルキー【
【
□詠唱式:【
□完全に『無効化』
【ジェノス・アンジェラス】
□詠唱【祝福の禍根、生誕の呪い、半身喰らいし我が身の原罪】【
■スキル
【
【
【
「変わらずだな……」
「そんなことは無いわ。アルフィアの病だって絶対に治るから!アミッドちゃんもいるしね。」
そんな能天気なことを言うアストレア、ふざけるなだったら何故まだ治せない。そんなことを思いつつも言葉には出さずベルを呼びに行くことにした。
「あ、そうそうアルフィア?」
「……なんだ?」
「あの子達には言わないの?」
「言ってもどうにもならんだろ。ベルには再三言っているが神じゃない我々は永遠には生きられんそんな中、どうしようも無いことを言われたとてだろ。」
そういうとアストレアは口を閉じ弱々しくそう、といった。だって仕方ないのだ。どうにもならないんだ。そして部屋を出た。
「……今治ってしまったらメーテリアと一緒の所に行けないだろう……。」
そんなことを言いながら廊下を歩きそして団欒室に入るすると、ベルがいきなり抱きついてきた。かなり嬉しいのだが、心配になる。
「っ!どうした!?」
「ひっぐ……えぐ…」
ベルは泣いていて、そして周りを見渡す、すると犯人らしき奴らがこっちをギョッとした目で見ていた。そして確信した。
「「「「ぁ…………」」」」
こっちを見てくる、小娘共。そして私は優しくベルを撫でる。そして聞く。
「何をされた?」
「お姉ちゃん達が……ひっぐ…えっと……」
「分かった。ありがとうな、アストレアが呼んでいるからステイタス更新に行ってこい。」
「うん……。」
そういうとベルはトコトコと団欒室を出ていく。そしてゆっくり犯人らに近づく。
「ちょっ!ちょっと待ってアルフィア!」
「落ち着いて!?私達じゃないから!」
「そーそ!!マジでほんとにお願い!ヤメテ!」
そんなことを言うがまったくのデマにしか聞こえない。そして今自分が持って居るものを思い出せと言いたくなる。
「お前達は馬鹿か?その手に持ってるものを見ろ……やはりお前らはアホか。」
そういうとハッとした顔でそれを隠す。ほんとうに気づいていなかったのだな。
「さあ、覚悟は出来てるか?」
そして死を覚悟したとか。
┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉┉
ベル君視点
ベルは団欒室を出てアストレアが待つ神室にいく。そして着くとトントントンっと、ノックをすると
「いいわよ。入ってきて」
と言われたので入るとそこには、胡桃色の髪をした美しいベルの主神、アストレアがいた。
「じゃあステイタス更新始めましょうか。」
「はい……。」
ベルは服を脱ぐとアストレアに背を向けた。そしてアストレアがベルの背中に血を垂らす。そして慣れた手つきでステイタス更新をしていく。
「はい。これベルのね。」
そう行って渡されたステイタス用紙を見る。
ベル・クラネル
Lv1
力:I 2
耐久:I 10
器用:I 4
敏捷:I 15
魔力:I 7
■魔法
【トゥルエノ・ユスティーツ】
□詠唱式【
□付与魔法
□雷属性
【】
【】
■スキル
【
□早熟する。
□思いが続く限り効果継続
□思いの丈によって効果上昇
「……見慣れているとはいえね。」
「やっぱりおかしいんですか?」
そうベルは弱々しく聞く、そしてそのベルの頭を優しくアストレアは撫でる。
「すごい……と言うだけの話よ。ベル」
「そう、なんですか…?」
「ええ、それにおかしいというのならアルフィアの方が100倍おかしいもの。」
そういうとベルはあぁ〜、という反応をした。アルフィアの強さをベルは知っているが故の反応である。
「じゃあそろそろ行きましょう?みんなの所へ」
「はいっ!!」
手を繋いで一緒にみんなの所まで行く。そして団欒室に入ると、ボコボコにされた姉たちの姿が…
「「…………」」
2人はそれみて頭を痛めた。そしてアルフィアはご飯をもう作ったのかみんなを放置して僕達を待って座っていた。
「だいじょぶ?お姉ちゃん達」
「あ……ベル。お姉ちゃんもう無理〜ぎゅってしてくれたら元気出るのになぁ〜」
ベルは倒れている姉たちに話しかける。そこでアリーゼが顔を上げてベルを見る。そして変なことを言うので無視しようかなと思い始めたベル
「ベル、おかえりなさい。」
「あっリューさん!ただいまです!」
そこで唯一巻き込まれていない姉、リュー・リオンがいた。ちなみに外に出ている者以外全員倒れている。自業自得だが、
「アリーゼも起きてください。」
「あ、リオンズルいわよ!私達アルフィアにボコボコにされたんだから!」
そんなことをリューに言うアリーゼ、それに対してリューは八つ当たりだ!って言っている。その時入口の扉が開いて残りのメンバーも帰ってきた。
「戻りました〜。」
「大変でしたねぇ、アストレア様戻りました。」
「輝夜お前、問題を大きくしただけじゃねぇか。」
「あらあら、なんのことでございましょう」
極東美人の黒髪の姉、ゴジョウノ・輝夜、桃色髪
「あ、輝夜さん達おかえりなさい。」
「よぉ〜兎、ってなんで他の連中は倒れてんだよ。」
「どうせまた、【
「いや、輝夜酷いな。」
ベルが三人にお帰りを言うとライラが他のメンバーが倒れているのを見て困惑、そして輝夜が息を吐くように毒をみんなに吐く。
「早く座れ、小娘共。」
その様子を見てアルフィアはそういった。そしてアストレア含めた全員が
「「「「いや、お前のせいだよ!?」」」」
と心を一つにした。ちなみにアルフィアが作ったご飯はとても美味しそうだった。
× × ×
夜にて
「さあ、ご飯もお風呂も済ませたし、今日の反省会を始めましょう!情報の整理もしときましょう!」
「何事も無かったかのように進行しやがって…」
実はご飯を食べたあとアリーゼがアストレアに対して一緒に入ろうと迫りあったことがあり全員が止めたということがあった。
「殴りとうございますねぇ、あの笑顔。」
「私が外も内も完璧美少女だからって嫉妬はダメよ、輝夜!大丈夫!あなたも充分綺麗だから!バチコーン☆」
「イラッ☆」
「笑顔のまま額に青筋立てないでください。輝夜」
アリーゼの物言いに内心ぶちギレながら笑顔だが、額に青筋を立てる輝夜にリューがつっこむ。そしてそれを呆れた様子で見ているのはライラだ。
「お前らは少しは静かに出来んのか。」
「まだ起きてやがったのかよ【
「お前らが煩いせいだろう?」
アルフィアは報告会には参加せず、いつもは寝ているのだが、今回はどうにも寝ていないらしい。ちなみにベルはもうぐっすりである。
「ふふ、貴方達の愉快なやり取り見ていて飽きないけれど進めましょうか、アリーゼ。」
「はい!アストレア様!工場は燃えてしまったけど、一般人への被害はゼロ! 勿論私達冒険者も!」
そして報告会始まる。
「相変わらず敵は有象無象ばかり。けれど決して烏合の衆でもございません。」
「ああ、統制されてやがる。この神時代に『質より量』を持ち出してくんのは時代錯誤もいいところだけどな。」
「…散発的な襲撃はいつまで経っても途切れない。根絶やしにすることも出来ず、『悪』は未だに嗤い続けている」
リューが少し悲しそうな表情を見せる。
「そう……でも逸ってはだめよ、リュー。
そういってリューを落ち着かせるアストレア。そして二大勢力の発言に少し怪訝な表情を見せるアルフィア。
「【ゼウス・ファミリア】と【ヘラ・ファミリア】……」
「『神時代の象徴』、そして『神の眷族の到達点』……二大派閥は千年もの間オラリオに君臨し、安全神話を崩さなかった。」
「
アルフィアの方を見ながら言うライラ、
「『古代』から続く人類史の中でも最強、といっても過言では無い。それほどまでにゼウスとヘラは圧倒的だった」
そして、アリーゼがアルフィアに聞く。
「ねぇ、アルフィア。実際どれくらい強かったの?その、【ゼウス・ファミリア】と【ヘラ・ファミリア】は…」
そして少し悩んだ末に言う。
「…今の奴らとは比べ物にならん、一番弱い奴でもゼウスの所はLv4だったからな、それでもサポーターだ。雑魚だったがお前らの方が強いくらいだった、そのサポーターは。だか、他の連中は圧倒的だった。」
皆がごくりと息を飲む。
「世界全域の冒険者がどれだけ束になったとしても傷一つ付けられんのが現状だな。」
「どれだけやばいんだよ。連中…」
「……しかし、そのゼウスもヘラも、『黒竜』に敗れた。」
そしてその事実にまた、息を飲む。
「どれだけやばかったんだよ、『竜の王』は……誰が倒すんだよ、ソイツ……」
皆が俯く。最強達でも勝てないのに自分達で勝てるのか討伐できるのか、という不安。
「…話、逸れちゃったわね。擬態をもどしましょう。私たちの正義の魂を燃やすの!バーニング!バーニング!!」
そしてアリーゼが逸れてしまった議題を戻し、皆を元気づける。それに少しだけ安心する女傑達。
「今日も死傷者は出なかった!
アリーゼのいつもの様子に変わらないなと思う面々。
「そして私たちが翼を広げた分だけ、
「アリーゼ……」
「信じなきゃダメ!地道が一番の近道だって!私達の不屈は必ず
最もなことを言うアリーゼ。でもこれは理想論、けれど皆が何も言わないのはアリーゼなら、自分達なら出来てしまうのではないかと思っているから。
「その後、ついでに『黒竜』も倒しちゃいましょ!うんうん!いけるいける!」
「ついでに『黒竜』を倒しちまうなよ……ったく。楽観的過ぎて何も言えねぇ〜。」
ついでに『黒竜』を倒そうとするアリーゼに呆れる面々だが、輝夜とアルフィアだけは違った。
「……団長、私は貴女のその甘言を受け入れ難い。未来を思うことはいい、だが、現実は直視するべきだ。」
「出来ぬとは言わないが、もう少し根拠を持って話せ。小娘、私達ですら成し遂げられなかった最後の冒険者依頼だ。出来る可能性は極端に低い。」
輝夜は
「あら、何言ってるの?輝夜、アルフィア?私はちゃんと目の前のことをみているわ。」
アルフィアと輝夜はどの口が言うと思った。
「だって、やるしかないもの。じゃあ、やりましょう。」
アリーゼは宣言した。それにはアルフィアも輝夜も言葉を失っている、いや否定ができなかった。
「……本当に、私と貴方は相性が悪い。私はきっと、貴方にだけは適わないのだろう。」
輝夜がそう言った。
「ま、アリーゼの『なんとかなる』は今に始まったことじゃないし。」
楽観的な
「そうねぇ。そんなアリーゼちゃんに、私達は着いてきたんだし。」
おっとりしている、マリューが言った。
「よし、『黒竜』も倒すぞー!いつになるかわかんないけどー!!」
お洒落好きな
「…………」
アリーゼはすごい……。
皮肉屋のライラも、ひねくれ者の輝夜も、彼女にだけは白旗を上げて、その真っ直ぐな瞳を認める。
ノインも、ネーゼも、アスタも、リャーナも、セルティも、イスカも、マリューも、私も、ここに居るみんなが彼女を信じている。アルフィアやベルだって、
アストレア様とアリーゼがいる限り、きっと私達は『正義』を見失うしなわない。
私が憧れている人、私の手を握ってくれた。尊敬しているヒューマン──
「今日もみんな、私の正しさにひれ伏したわね!フフンっ、さっすが私!!」
「「「「「イラッ☆」」」」」
「(余計なことを言ってしまうのが、唯一の欠点ですか……)」
締まらない。だが、そこが彼女達らしい。そう思えた。
「とにかく!私達が取るべき行動は一つ!悲しみの涙を拭い、みんなの笑顔を守る!そのために戦い続けましょ!」
「そうね……星の数ほどある、『正義』の一つはここにある。それは決して間違いじゃない。」
「アストレア様のお墨付きも貰ったし、問題なし!さあ、恒例のヤツをやって、明日も頑張るわよ、みんな!」
恒例のやつ。をやる、アリーゼ達
「いつもやんなきゃダメなのかよ、コレ……アタシ小っ恥ずかしくて苦手なんだけど……」
「安心しろ、私もだ。」
「ライラ、輝夜、真剣にやってください!……わ、私は恥ずかしくなどないっ。」
恒例のやつに苦言を呈するライラと輝夜に、注意をするリュー、自分も恥ずかしいくせに。
「使命を果たせ! 天秤を正せ! いつか星となるその日まで!」
アリーゼが言う。
「天空を駆けるがごとく、この大地に星の足跡を綴る!」
──『正義の剣と翼に誓って!』
「「『正義の剣と翼に誓って!』」」