世界貿易機関(WTO)は24日、中国がカナダ産の農水産物に課した追加関税は加盟国の義務に違反するとして、カナダがWTOに提訴したと発表した。カナダにとっては、鉄鋼とアルミニウム製品への関税を巡り米国を提訴したのに続く係争の提起となる。
カナダは昨年8月、中国製の電気自動車(EV)に100%、鉄鋼とアルミ製品に対して25%の追加関税を同10月から課すと表明。中国は報復措置として今月20日以降、カナダ産の菜種油など8品目の関税を100%引き上げ、豚肉や水産物など64品目に25%の上乗せを実施した。
24日付でカナダが中国やWTOに送付した文書によると、中国の報復措置が「WTOの協定に基づくカナダの利益を損ねている」と主張した。一方、中国もカナダによる追加関税について、昨年9月にWTOに提訴している。(共同)