シティリーグ2025 シーズン3 ジュニアリーグ 当日欠席問題を考える
こんにちは、へるしー(@healthy_pokeca)です。
2025年3月現在、ジュニアリーグ保護者2年目です。ジュニアリーグを中心に趣味でポケモンカードゲームに関するデータをまとめています。
記事の末尾に過去にまとめたデータもつけていますので、よろしければご覧下さい。
はじめに
本記事の目的
シティリーグ2025 シーズン3 ジュニアリーグにおいて、大会の当日欠席が著しく増えているのではないか、という複数の情報がありました。そこで、X上で情報を募集する形で非公式な調査を行い、結果をまとめることにしました。
シティリーグ(ジュニアリーグ/シニアリーグ)当日欠席問題、今のシステムの仕様上、複垢での枠埋めはできちゃうのではないかと薄々思っていたのですが、気づいてもモラル的にやらないでしょう、普通は…🤦♂️
— へるしー (@healthy_pokeca) March 10, 2025
超えちゃいけないラインを超えたら、戦争だろうが!!!🤯
まずは情報収集からですかね👀
注意事項
本記事に掲載しているデータは公式によるデータではなく、大会参加者・保護者の方々から情報を収集し、一個人がまとめたものです。そのため、元データの数字に間違いを含んでいる可能性があります。
データに基づく各種考察はあくまでも仮説・推測であり、「必ずこうである」と断定する意図はありません。
また、文章を書くのは割と好きなのですが、性質上誤字脱字がとても多いです。気づいた方は、こっそりXのDM等で教えて頂けると嬉しいです。
問題となっていること
シティリーグ2025シーズン3 ジュニアリーグとシニアリーグにおいて、以下のような事象が複数報告されました。
・当日の大会欠席者が多い
・有名プレイヤーと同名のプレイヤーが当日欠席している
ちょっと気になることがあります。
— あらぱぱ(父)🐟 (@ArtPokeca) March 9, 2025
メガで行われたジュニアシティ定員32名の中、参加は27名でした。
キャンセルなく大会に不参加だったのは5名です。
メガでは当日の参加者一覧が張り出されエントリー後に対戦とは関係ない卓番に案内されます。…
以前からから一部のポケモンセンターの定員16人大会で当日欠席が多いのでは?という話は聞いていたのですが、同シーズン中に複数回起こるのはさすがにおかしいと思い、調査を行うことにしました。
調査結果をもとに後半に考察も記載していますが、非公式の調査や対策には限界があります。当日欠席の多い事実を明らかにしたとしても、なるべく当日欠席が減るように啓蒙する程度しか対策をとることができません。
根本的な改善のためには、公式に対して調査・対策の検討を求める必要があります。本記事をご覧頂き、思うことがある方は、是非公式へ意見を送って下さい。
ポケモンカードゲームサポート
https://pcg-cs.pokemon-support.com/hc/ja
シティリーグの当日欠席が多いことの問題点
そもそも、シティリーグの当日欠席が多いことの問題は何でしょうか?
近年のポケモンカードゲームのプレイヤー増加と並行して、シティリーグの開催数・参加可能人数はこの数年間でかなり増えましたが、それでもまだシティリーグは抽選参加が基本であり、参加希望者全員が参加できるという状況には至っていません。
参加希望者の方が参加枠よりも多く、抽選で落選者が出るという状態がずっと続いている状況です。
大会に希望者全員が参加できていない状況で当日欠席が多いということは「本当は大会に出たい人が出られない一方で、当日欠席によって大会参加枠が多数潰されてしまっている」ということを意味します。
もちろん体調不良等で当日急遽大会に行けなくなるケースもあると思われます。しかし、シティリーグの当日欠席の多くはデッキ未登録状態での当日欠席のようです。(推測を含んでいますが、一部の会場ではデッキ未登録の人数もわかるようになっていました。)
例えばシティリーグ前日夜に体調が悪く、翌朝起きた時の体調次第で行くかどうか決めようという場合、デッキ登録くらいはするのではないでしょうか?
デッキ未登録での当日キャンセルの多くは、元々大会に行く気がなかったか、日程自体を忘れてしまっていたかのどちらかに該当していると思われます。
大会前日18:59までに参加者がキャンセルした場合、キャンセルされた枠は自動的に先着受付となり、他の誰かが参加できるようになります。当選した大会日程に出られなくなったり、直前の体調不良が長引きそうな場合には、できるだけ早めに・忘れずにキャンセル処理を行いましょう。
キャンセルなく大会を欠席された場合、今後の大会にご参加いただけなくなる場合がございます。
— へるしー (@healthy_pokeca) February 22, 2025
エントリー後の参加不参加のデータは必ず残るので、たとえばCL/シティ抽選時に過去の当日欠席を条件にはじくとかは簡単にできます。いつこれが行使されても文句は言えません。みなさん気をつけましょう。 pic.twitter.com/hBG2Wanc7A
(比較情報)チャンピオンズリーグにおける推定当日欠席率
現状のプレイヤーズクラブの仕様では大会当日のキャンセルはできないため、当日朝の体調不良は基本的に当日欠席となってしまいます。
「前日までにキャンセル処理されていない当日欠席」の数は通常どれくらいで、どれくらい当日欠席があると「多すぎるのでは」「おかしいのでは」といえるのでしょうか?
2025年3月現在、ポケモンカードゲームの大型大会である「チャンピオンズリーグ(CL)」では、TCGマイスターと呼ばれるシステムを用いて大会の運営が行われています。
チャンピオンズリーグのジュニアリーグでは、大会エントリーに基づいて当日朝に1回戦の対戦マッチング(ペアリング)が行われています。ちなみにマスターリーグとシニアリーグにおいては当日の参加者受付〆切後に対戦相手のマッチングが行われており、ジュニアリーグだけが特殊です。
これにより、チャンピオンズリーグのジュニアリーグは以下の仕様となっています。
・当日欠席した参加者は、1回戦不参加扱いとなり対戦相手の不戦勝となる
・当日欠席した参加者は、2回戦の参加者リストから消える
よって「2回戦の参加者数(当日欠席者を含まない)-1回戦の参加者数(エントリー人数、当日欠席者を含む)」が、ほぼその大会の当日欠席者の推定人数となります。
これを1回戦の参加者数(エントリー人数)で割ることで、当日欠席率を推定することができます。
例:1回戦が600人、2回戦が570人であれば、推定当日欠席人数は30人、(600人-570人)÷600人で推定当日欠席率は5%となる。
私はこれを息子がチャンピオンズリーグに参加し始めたCL2024横浜から11大会分取得してきましたが、推定当日欠席率の平均は5%前後で、一度も10%を超えたことがありません。
つまり、通常であれば当日の体調不良等による「前日までにキャンセル処理が行われていない当日欠席」の割合は、大会エントリー人数のうち、5%程度なのです。
これをもとに、大会欠席率を5%と仮定し、シティリーグ(ジュニアリーグ/シニアリーグ)に当てはめてみましょう。
16人定員の大会であれば、当日欠席は平均1人(16×0.05=0.8人)
32人定員の大会であれば、当日欠席は平均2人(32×0.05=1.6人)
ということになります。
※500人、1000人規模の大型大会に比べると、1人欠席の影響が大きくなるので、参考程度に考えて下さい。
当然、32人定員で当日欠席0人の大会も多いですし、32人定員で3人が当日欠席するケースもありますが、概ね「16人定員で3人(18.8%)以上、32人定員で5人(15.6%)以上の当日欠席」はチャンピオンズリーグの推定当日欠席率の平均の3倍以上にあたり、当日欠席が多いといえるのではないかと考えています。
これを踏まえて、シティリーグ2025 シーズン3 ジュニアリーグの当日欠席率のデータを見てみましょう。
シティリーグ2025 シーズン3 ジュニアリーグ調査結果
①開催会場・人数枠
まずは前提として開催会場と人数枠を記載します。
赤色背景セル:32人定員
青色背景セル:16人定員
②当日参加者数
こちらは情報提供頂いた当日の大会参加人数です。
③当日欠席率
①と②の情報をもとに算出した各会場の当日欠席率がこちらになります。
なお、愛知のカードショップ開催の大会では前日~当日朝まで空席があったケースが複数確認されていたため、それらの会場は当日欠席率の算出対象外(算出不可)としています。
考察
特に気になる点
データからは色々な仮説・推測が成り立ちますが、私が特に気になった点は以下の2点です。
ポケモンセンターヨコハマの当日欠席率が顕著に高い(開催数が同数のトウキョーベイと比べて当日欠席者数10倍)
ヨコハマ 10回開催(160人枠)で当日欠席30人
トウキョーベイ 10回開催(160人枠)で当日欠席3人
→ヨコハマの当日欠席数は明らかに多く、何かが起きている可能性が非常に高い。カードショップで開催される大会の当日欠席率が、ポケモンセンターで開催される大会に比べて高い
ポケモンセンタートウホク 3回開催(48人枠)で当日欠席0人
シーガル仙台駅前店 2回開催(64人枠)で当日欠席13人
ポケモンセンターオオサカ 8回開催(256人枠)で当日欠席7人
ドラスタ日本橋 2回開催(64人枠)で当日欠席10人
→カードショップの大会は後半の日程に開催されることが多いため、ガチ勢は既に前半でキャンセルを拾って大会に参加していることが多く、後半になるほど初心者の大会参加が増えるからかな?とも考えましたが、ポケモンセンター開催の大会は最終開催日程でも当日欠席が劇的に増えてはいないため、仮説としては弱いです。
傾向として、そもそも特定の会場が意図的に狙われていそうなので、ポケモンセンター開催に比べてジャッジの質が高いカードショップ開催の大会に出場するor当日の大会参加者数を減らす意図があるのかもしれません。
ほかに何か説がある方がいたら教えてください!
なぜ当日欠席が多いのか?
前述のとおり、概ね「16人定員で3人(18.8%)以上、32人定員で5人(15.6%)以上の当日欠席」はチャンピオンズリーグの平均的な推定当日欠席率の3倍以上にあたり、当日欠席が多いといえる状況です。自然発生でこうなっているとは、とても考えにくい数値です。
自然発生以外に推測されるのは、複垢(複数アカウント)を使った特定会場の参加枠の確保です。
現状、ポケモンカードゲームプレイヤーズクラブでは、アカウント作成時の本人確認が実質的に行われておらず、無限にアカウントを発行することが可能となっています。
携帯電話番号によるSMS認証は行われていますが、ジュニアリーグ/シニアリーグにおいては保護者と同じ携帯電話番号を用いてSMS認証することが許可されており、一家庭で3人以上の子供がいるケースも鑑みると、1つの携帯電話番号で認証できる数の上限設定はされていないものと推測されます。
また、そもそも携帯電話番号はプリペイド等で半無限に発行することもできるため、本人確認の手段としてはかなり弱く、容易に突破することが可能です。
よくある質問 より引用
さらに大会参加時の本人確認書類の提示もないため、マスターリーグやシニアリーグにおいては、複数のアカウントを保有しておいて別のプレイヤーネームで1シーズンに複数回の大会に参加し、勝ったアカウントで次のシーズンの大会に出たり、別人が他人名義で大会に出場する代走と呼ばれる行為も一部で行われているようです。
※当たり前ですが、規約違反に該当する行為です。絶対にやめましょう。
ジュニアリーグでは保護者による目もあり、1シーズンの複数回参加や代走といった行為は現状行われていなさそうですが、SMS認証さえ行えばアカウントの大量発行は可能と思われます。
「複数のアカウントで特定の会場に第一希望で大量に申し込み、参加枠を抑える」「当選したアカウントのエントリーをキャンセルして、本命のアカウントで即座にエントリーする」「当選したアカウントのエントリーをキャンセルしないことで、当日の大会参加者の枠を減らす」といったことが仕様上可能となってしまっています。
今回の件は、
①複数プレイヤーアカウントを容易に作成可能
②抽選申し込みにイベント参加実績が不要で、申し込みが容易
③大会参加時に本人確認が行われていない
④大会参加をキャンセルするとその枠は先着エントリーとなる
⑤当日参加枠がないため、キャンセルをしなければ大会出場者自体が減る
⑥そもそも当日欠席に実質的にペナルティがない
といった複数のシステム・大会仕様の穴をついたもので、非常に悪質な行為といえます。
参加者・保護者にできること
参加者・保護者にできることは、自分が当日欠席しないよう前日までのキャンセル処理を確実に行うこと、シティリーグ(ジュニアリーグ/シニアリーグ)の当日欠席が多いことに関して公式に問い合わせ・調査・改善要望を送るくらいしかありません。
過去、シティリーグでは4-1オポ落ち問題(予選を1敗で終えても決勝トーナメントに上がれない)やジュニアリーグ/シニアリーグの大会がポケモンセンターのみでしか開催されておらず十分な開催枠がない問題等、話題となって改善に至ったケースが多数あります。
公式はより良い大会環境になるように検討してくれているため、おかしいと思ったところに対しては、みんなで声を上げて改善を求める必要があります。
考えられる対策
対策を考えてみます。挙げればキリがないと思うので一部・・・。
まず複数アカウント(複垢)の調査については、アカウント登録時や最終ログイン時のIPはログとして取られているはずで、調べれば不審な大量アカウント作成や一箇所から大量アカウントへの集中ログイン・抽選応募した履歴の調査は可能と考えます。(ログ自体、長期間保存していない可能性もありますが・・・)
また、BANDAI TCG+のように複数のアカウント作成やイベントへの代理参加を禁止するために顔写真登録と顔認証を取り入れたり、本人確認書類で確認を行うなど、手間やコストをかければ複数アカウント対策は一定可能です。
プレイヤーズクラブでは名前と生年月日はアカウント登録後に変更ができないので、アカウント登録時に本人確認書類による確認を行えば、複数アカウントの作成自体が困難になります。
また、現状はシティリーグやチャンピオンズリーグ参加に条件がなく、作成したばかりのアカウントで抽選参加に申し込むことができます。抽選参加にジムバトルやトレーナーズリーグへの複数回の参加を設けることも複数アカウントで抽選に申し込むことの対策になり得ます。
ただ、こうした対策は新規ユーザーが気軽に大会に参加できなくなる障壁となってしまう可能性もあり、対策によって新規ユーザーの大会参加が減る等、コンテンツとして何らか不利益が出てしまうと思われます。
運営目線ではコストも手間もかかるため、対策に二の足を踏むものと思われますが、公平公正な大会になるよう、何かしらの対策を検討頂きたいです。
調査方法・謝辞
X上で情報提供を募集し、延べ61人の方からシニアリーグも含め83件の情報を提供頂きました。
ご協力頂いた皆様、ありがとうございました!!
最後に
たくさんの子供達が、シティリーグに挑戦することや、プレイヤーランキング上位(WCS、JCS出場)を目指して頑張っています。多数の当日欠席によって大会参加枠が潰されてしまい、参加したい意欲のある子がそもそも参加できない状況が改善され、公正公平な環境で競技が行われることを望みます。
重ねまして、根本的な改善のためには、公式に調査・対策の検討を求める必要があります。本記事をご覧頂き、思うことがある方は、是非公式へ意見を送って頂ければ嬉しいです。
ポケモンカードゲームサポート
https://pcg-cs.pokemon-support.com/hc/ja
その他のデータ
よろしければご覧下さい。


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