前職の銀行で営業や財務分析のイロハを教えてくださった上司がスピード出世して、もう支店長になって営業店に帰ってくると新聞で知った。
本来であれば今の仕事でも関わりがあるので挨拶に行くべきだが、ワイは金でその人を裏切って今の会社に行ったのだ。合わせる顔がないというのがホンネ。
ワイの昇格が1年遅れた腹いせではあったが、
「貰える金がサラリーマンとしての全てで、私の人生でそれが至上命題です。やりがいや恩は関係ない」
と言い放ち、銀行を辞めた。今でもその考えは変わらないし、転職して今では当時の倍以上の年収があるので、正解だとは思っている。
しかし、その元上司のおかげで今の仕事でも結果を出せているのは事実。向こうがワイのことをどう思っていたとしても、身につけたスキルで恩返しをするのがスジ。
来月、辞めて迷惑をかけたお詫びに行って禊を済ませてから、業務の協力をさせて欲しい旨をお伝えしようと思う。今度こそ、あの人の役に立つ。