いじめの有無、確認できず…女子中学生が昨年2月に転落死 対策委員会が最終報告 長崎・松浦

2025/03/26 [11:30] 公開

昨年2月、長崎県松浦市立中の女子生徒=当時(14)=が学校でのいじめ被害をうかがわせる遺書を残して市内で転落死した問題で、市教委が設置する市いじめ問題対策委員会は25日、「いじめがあったかどうかは分からない」とする最終報告をまとめた。生徒の遺族は取材に対し「報告内容に納得できない」とし、市の第三者委員会による再調査を求めている。

 遺族側によると、報告では死亡した生徒からの学校側への相談内容のうち、いじめに該当すると思われる個別の事案について調査したが、「事実は確認できなかった」と結論づけた。

 遺族などによると、生徒は昨年初めごろから、友人関係の悩みを担任らに打ち明けていた。しかし、「親に秘密にしてほしい」という生徒の意向があったとされ、学校側が両親に相談状況を伝えたのは、生徒が死亡した翌日だった。自殺とみられている。

 学校は同年2月、いじめ防止対策推進法に定める「重大事態」に認定。その後、市教委が識者らによる対策委を設置し、いじめの有無など調査を進めてきた。

 最終報告書は遺族による所見書などと合わせて市教委の定例委員会で報告される予定。その後、市が再調査を必要と判断すれば第三者委員会を設置する。