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**「旅立ちと新たな一歩 〜マーロウの手術に向けて〜」



マーロウの人工関節全置換術のためにクラウドファンディングを公開してから、早くも3週間が経ちました。

最初の1週間は、支援が集まるかどうかが気になって仕方がなく、不安に押しつぶされそうでした。それでも、温かいメッセージとともに届く支援のひとつひとつに胸が熱くなり、涙がこぼれることもしばしば。

最近は少しずつ気持ちが落ち着き、「今、私にできることは何か」を考えながら、毎日自分なりの発信を続けています。
すると、シェアのご協力をいただいたり、投稿の工夫についてアドバイスをいただいたり、さらにはTikTokで紹介してくださる方まで現れるなど、多くの方々の温かい支えを実感する日々。

そのおかげで、少しずつ自信を取り戻し、前向きにとらえられるようになりました。
マーロウの未来のために、できることをひとつずつ積み重ねていきたいと思います。

夫が亡くなり、もうすぐ一年になります。

ちょうど一年前の今ごろ、私たち家族はとてもつらい時期を過ごしていました。私は、12月に夫を救急車で病院へ、今回で5回目でした。
その後、仕事を休み、自宅で闘病する夫のそばに寄り添う日々。娘は中学三年生。高校受験と卒業式を控え、気持ちが落ち着かないなかで、父の闘病を不安そうに見守っていました。

医師から告げられた余命は半年。
しかし、3か月後、亡くなる一週間ほど前から急激に体が動かなくなり、ずっと我慢していた痛み止めを求めるようになりました。
往診の医師に処方していただいた痛み止めを使い、少しでも楽になってくれたことを願うばかりでした。

同時に、医師の勧めで介護ベッドを手配し、役場を通して訪問看護の方々の支援を受けることに。すべての準備が整ったその日の夜、夫は静かに旅立ちました。まるで、自分がいなくなった後の私が困らないように、最後まで気遣ってくれたかのように。

あれからもうすぐ一年——。

この一年は、夫がどれほど私たちのことを気遣ってくれていたのかを、改めて気づかされる時間でした。

夫はきれい好きで、いつも家の周りを手入れしてくれていました。庭の草木の手入れや掃除、細かなところまで気を配る姿が、今でも目に浮かびます。

「夫がしてくれていたように、自分もやろう」と思うものの、なかなか思うようにはいきません。
気持ちばかりが先に立ち、手が止まることもあります。それでも、少しずつ、できることをやっていこうと思います。
夫が守ってくれたこの家を、大切にしていくために。

4月、娘が高校に入学し、新たな生活が始まりました。

そして、7月下旬にはマーロウ、8月下旬にはジェイジェイが家族に加わり、我が家は一気ににぎやかになりました。

マーロウには、どことなく夫に似たところがあり、ふとした瞬間に夫がそばにいてくれるような感覚になることがあります。
実は「マーロウ」という名前は、夫が私と出会う前に飼っていた愛犬の名前。彼にとって特別な存在で、愛犬との思い出を語るときの表情は、とても楽しそうでした。
だからこそ、マーロウに会いに行く前に娘と相談し、この名前を受け継ぐことに決めたのです。

一方、ジェイジェイの名前は、夫のイニシャルを取って名付けました。どちらも夫にちなんだ名前。
まるで夫の存在が、マーロウとジェイジェイを通してそばにあるような気がして、少し心が温かくなります。

マーロウの異変、そして決断

愛犬たちとの生活に慣れてきた頃、マーロウの歩き方に違和感を覚え始めました。
成長するにつれて、ジェイジェイとの差もはっきりと見えてきたため、動物病院で予防接種を受ける際に獣医師に相談し、レントゲンを撮ってもらうことに。
すると、股関節形成不全であることが判明しました。

それからは定期的な検査を受ける日々。翌月には股関節が脱臼していることがわかり、手術を勧められました。
迷いもありましたが、散歩中に何度も痛みで座り込むマーロウの姿を見ていると、「この子が痛みから解放され、思いきり走り回れるようになってほしい」と強く思うようになり、人工関節の手術を受けさせる決断をしました。

心の揺れと旅の決意

マーロウの股関節形成不全が判明したのは、ちょうど夫を亡くして半年が経った頃。その時期から、私自身の体調がすぐれない日が増え、仕事を休むほどではないものの、心身ともに不安定な日が続くようになりました。
そして、夫を救急車で病院へ運んだ日が近づくにつれ、気持ちの浮き沈みを感じることが多くなりました。

そんな12月のある日、娘と話しているうちに、彼女が「お父さんとの最初で最後の2人旅」となったタイ旅行の思い出を語り始めました。
その楽しそうな様子を見ているうちに、私も「娘と夫が一緒に見た景色を、自分の目で見てみたい」と思うように。
そして、夫の一周忌を迎えるタイミングで、娘と二人でタイへ行くことを決めました。

それは、ただの旅行ではなく、夫との時間を振り返り、娘と共に新たな一歩を踏み出すための旅になるでしょう。

私たちがタイへ旅行に行っている間、マーロウとジェイジェイはドッグスクールで預かっていただくことになります。
そして、旅行から戻ったタイミングで、いよいよマーロウの手術が行われる予定です。

手術後は2日ほどの入院を経て自宅に戻りますが、しばらくは安静が必要になります。
そのため、元気いっぱいのジェイジェイとは一緒に過ごせません。
寂しいけれど、マーロウの回復を優先し、ジェイジェイには引き続きスクールで訓練をお願いすることにしました。

旅行が終われば、いよいよマーロウの手術。そして、その先には元気に走り回る未来が待っていることを願っています。

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