病院空爆に厳重抗議、NUG保健省

【政治】【社会】 2025325

 民主派・国民統一政府(NUG)保健省は3月23日、前日に発生した病院への空爆について、「ミャンマー軍による意図的な攻撃だ」として強く抗議した。

 ミャンマー軍は22日、マグウェ管区ガンゴー郡区ナムカー村の病院を標的に空爆を実施。医師の家族3人や患者など11人が死亡した。犠牲者の中には、同病院に勤務していた医師ミャ・ソー・アウン氏と、その妻で妊娠4か月だったカイン・ニン・ウェイ氏も含まれていた。夫妻は2021年のクーデター以降、市民的不服従運動(CDM)に参加していたという。

 NUG保健省によると、2021年2月のクーデター以降、ミャンマー軍による医療施設への攻撃は延べ1,600件に上り、少なくとも医療従事者137人が死亡したと発表。同省は、「ミャンマー軍は医療施設を狙った明確な攻撃を実行し、多くの無辜の命を奪った」と非難した。

空爆で死亡した医師夫妻
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