岩泉町の小学校で閉校式 148年の歴史に幕 児童数の減少で

児童数の減少などで今年度で閉校する岩手県岩泉町の小学校で閉校式が行われ、148年の歴史に幕を下ろしました。

明治10年に設立された岩泉町立釜津田小学校は、これまでに1400人を超える卒業生を送り出してきましたが、少子化などの影響で今月末で閉校し、岩泉小学校に統合されます。

21日は、今年度で卒業する児童を含む7人の在校生に加え、卒業生などおよそ100人が参加して閉校式が行われました。

式では、今月18日に卒業式を行った6年生の佐々木鈴さんが「地域の皆さんが支えてくれたおかげで私たちは学校生活を送ることができました。小学校に感謝の気持ちを持ち、次のステージでも頑張ります。これからも見守ってください」とあいさつしました。

そして、校長から町長に校旗が返還され、釜津田小学校は148年の歴史に幕を下ろしました。

来月から統合される岩泉小学校に通う4年生の佐々木優さんは「ちょっと寂しいが、岩泉小学校ではたくさん友だちをつくりたい。釜津田小学校は自分を育ててくれた学校なのでとても感謝している」と話していました。

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