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新型ロボットタクシーのプロトタイプを発表

自動運転技術開発スタートアップのティアフォーは2025年3月21日、ハンドルやペダルの操作を必要としないロボットタクシーの新型プロトタイプを発表した。

同社は自動車業界の関連企業がロボットタクシー市場に参入しやすくなるよう、車両の仕様やソフトウェア構成を含む自動運転システムの設計を公開予定だ。こうした取り組みにより、日本発のロボットタクシーの標準モデルの構築が進み、実用化が促進されるとともに、ロボットタクシー市場における日本の競争力の強化にも期待できる。

今回の成果は、2024年8月に交付決定を受けた経済産業省の令和5年度補正予算「モビリティDX促進のための無人自動運転開発・実証支援補助金」の支援を受けたものだ。既存の電気自動車プラットフォームをベースに、ロボットタクシーに特化した外装および内装を設計し、同社が開発を主導する自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」を最適に利用するためのセンサー構成を採用した。また、大規模言語モデルを活用した対話エージェントを開発し、乗車時の目的地設定などのユーザー体験の向上を実現した。

同車両は、2025年3月22、23日に開催された神奈川県、相模原市、JR東海共催のイベント「未来の乗り物大集合! 最新テクノロジーに『触れよう!』『乗ってみよう!』」に展示された。なお、都内でのロボットタクシーのプレサービス実証プロジェクトや、営業中のタクシー車両による自動運転AI開発のためのデータ収集プロジェクトも進行中だとしている。

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