渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ヤマハXSR700

2025年03月25日 | open



このモデルの誕生に私の
存在が深く関与している
とは、私自身が未だに信
じられない。
だが、ヤマハの開発総責
任者本人が言うのだから
間違いは無い。
このモデルの中心に流れ
ている脈流は、伝統を後
世に残し伝えるサムライ
スピリットだ。
そしてその意識のコアに
日本刀の存在がある。
これはこのモデルを作り
上げた人の開発思想でも
ある。
だが、開発部と宣伝部の
温度差は、広報において
は単なるヘリテイジとさ
れてしまった。
無論、そうした意味あい
もあるにはあったが、作
り上げた人の本懐はそこ
ではなかった。言うなら
ば「士魂」に近い。
だが、それは狭き門では
なく、多くの人にこの二
輪の完成度に触れて、誰
もが二輪を楽しんでほし
いという願いの帰結でも
あった。

今、開発総責任者はヤマ
ハに籍を置いたまま、イ
リアの地において自転
を地元の仲間たちと楽
しんでいる。
大戦中の自転車をレスト
したり、楽しそうにや
っている。

 

 

 

 
 
 
 



 


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