トランプ米大統領は24日、ホワイトハウスで韓国の現代自動車グループ首脳と記者会見し、グループが2025年からの4年間で米国に合計210億ドル(約3兆2千億円)を投資すると明らかにした。自動車や鉄鋼の生産強化に充てる計画だ。
トランプ氏は会見で「昨年11月の大統領選と関税のおかげだ」と、米国への大型投資が相次いでいることを自賛した。
現代自動車グループによると、210億ドルのうち90億ドルは自動車生産の拡大に充てる。南部アラバマ州や南部ジョージア州の生産施設を増強し、年120万台の生産体制を構築する。また年270万トンの鉄鋼生産が可能な製鉄所を南部ルイジアナ州に建設する費用などに60億ドルを活用する。
このほか、自動運転や人工知能(AI)分野で、米半導体大手エヌビディアなど米企業との戦略的な連携強化に60億ドルを充てる。(共同)