マスク氏が迫るNASA改革 職員1.8万人、月より火星重視
変革期のNASA㊤
宇宙開発をリードしてきた米航空宇宙局(NASA)が変革を迫られている。米スペースX創業者のイーロン・マスク氏がトランプ米政権入りし、有人月探査計画の見直しやコスト削減を求めている。民間企業の宇宙進出も続く。日本の宇宙開発も大きく左右するNASAの動きを追った。
「労働力を再構築するチャンスだ」。NASAのジャネット・ペトロ長官代行は10日、科学的な助言を担う部署などの廃止を職員に伝え、人員削減の...
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(更新)- 鈴木一人東京大学 公共政策大学院 教授分析・考察
宇宙ステーションも、アルテミス計画も、いずれも議会の承認で予算がついているものであり、ISSが2030年まで運用することになったのも、議会の決定によるもの。NASAの予算が不足しているというのも、与えられたミッションに対して、議会が予算をつけてこなかった結果。いかにイロン・マスクが月をバイパスし、火星に行きたいとしても、それがそんなに簡単に実現するとは限らない。NASA長官に指名されているアイザックマンはイロン・マスクとの関係が深いが、それだけでNASAの予算が変わるわけでもない。最終的には議会とホワイトハウスの関係が重要になってくるだろう。
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(更新)
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)が手掛ける大型ロケット「H2A」や新型ロケット「H3」、イーロン・マスク氏が率いるスペースXなど、世界中で官民が宇宙開発競争を繰り広げています。ロケット開発や実験、衛星など最新ニュースをまとめました。