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中国、WTOに米国提訴 追加関税発効で

配信
世界貿易機関(WTO)本部=スイス・ジュネーブ(AFP時事)

世界貿易機関(WTO)本部=スイス・ジュネーブ(AFP時事)

 【ロンドン時事】世界貿易機関(WTO)は5日、トランプ米政権による対中追加関税を巡り、中国が米国をWTOに提訴したと発表した。中国は、関税がWTO協定に基づく米国の最恵国待遇義務に反すると主張しているといい、米中貿易戦争の再燃に懸念が高まっている。

貿易戦争、再燃の恐れ 首脳が近く電話会談―米中

 トランプ政権は4日、合成麻薬の米国流入が続いているとして、中国からの輸入品に10%の追加関税を課した。中国は同日、「相応の対抗措置」(商務省)として、液化天然ガス(LNG)や石炭、原油などを対象に最大15%の報復関税を導入すると発表。タングステンなど重要金属の輸出規制強化も打ち出した。

 ただ、トランプ大統領はさらなる追加関税もほのめかしており、税率引き上げに警戒感が出ている。両国首脳は近く電話会談する見通し。

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