出雲 窪田小学校で閉校式 151年の歴史に幕
児童数が減少して統合されるため今年度(令和6年度)で閉校する出雲市の小学校で閉校式が開かれ、151年の歴史に幕を下ろしました。
151年前の明治7年(1874年)に設立された出雲市の窪田小学校は、児童数が今年度は35人に減少し、新年度(令和7年度)から近くにある須佐小学校と統合されることになっています。
学校で行われた閉校式には、全校児童や卒業生、それに地元の人などおよそ400人が出席し、松井誠 校長は、「地域の教育と文化を育んできた。さまざまな行事で地域とつながり、支えられてきた」と、これまでの学校運営への協力に感謝の言葉を述べました。
また、この春卒業した6年生9人が声をあわせながら、「最後の卒業生になりさみしい気持ちでいっぱいです。たくさんの思い出をありがとうございました。いつまでも大好きです。さようなら」とあいさつしました。
そして、最後に全員で校歌を歌って、学びやとの別れを惜しんでいました。
6年生の女子児童は、「いろいろな思い出がある校舎がなくなってしまうのはさみしいです」と話していました。
また、およそ60年前に卒業した女性は、「娘も孫も窪田小を卒業しました。本当にさみしいです。今までありがとうと言いたいです」と話していました。