八潮市道路陥没事故 第2回復旧工法検討委員会開催

 ことし1月に発生した八潮市の道路陥没事故で、破損した下水道管の復旧方法や今後の対策の方向性などについて議論する第2回の復旧工法検討委員会が、都内で開かれました。

 委員会では始めに、日本大学の森田弘昭委員長が「破損した管の復旧方法や今後の抜本的な対応を議論する」と挨拶しました。

 20日の会議では、キャビンにアクセスするための立坑構築などの土木的措置の確認や、仮排水管の接続部の工法について助言が行われたということです。

 また今後の抜本的な対策として、県から、既存の管とは別の管を整備することなどが示され、委員会では、その方向性が妥当であると結論づけられたということです。

八潮市道路陥没事故 地域住民を県産品で支援

 ことし1月に八潮市で発生した道路陥没事故で避難を余儀なくされ、現在も不便な生活を強いられている地域住民に県内の特産品が配布されました。

 この取り組みは、事故現場の周辺住民を支援しようと、「埼玉産直センター」と八潮市内でキッチンカーの出店やイベントなどを企画する「The Yashiostyle」が企画しました。

 会場には、2台のキッチンカーが出店し、県のオリジナル品種のイチゴ、「あまりん」600パックと深谷市で生産された「ミニトマト」300パックが用意されました。

 そして、事故によって避難生活を余儀なくされた近隣住民に無償で1パックずつ配布されました。

 20日は住民が次々と会場に訪れ、「あまりん」や「ミニトマト」を受け取ると、うれしそうに笑みを浮かべていました。

故人しのび墓参り 彼岸の中日

 20日は、春分の日「彼岸の中日」です。県内の寺や霊園などでは、墓参りをする家族連れなどの姿がみられました。

 さいたま市西区にある青葉園には、花やお供え物を手にした家族連れなどが墓参りに訪れました。

 訪れた人は墓を丁寧に掃除して清めたあと花を供えて線香を手向けました。

 そして、故人や祖先をしのび、静かに手を合わせていました。

2025年度 設備投資計画 6年ぶりに前年下回る

 来月からの新年度=2025年度に設備投資を計画している県内企業は、およそ6割で、6年ぶりに前の年を下回ったことが埼玉りそな産業経済振興財団の調査で分かりました。

 調査は、ことし1月に県内企業1013社を対象に行い、回答率は30.0パーセントでした。

 調査によりますと、来年度の設備投資について、「計画あり」と答えた企業は、61.2%で、前の年の調査と比べて9.3ポイント減少しました。

 6年ぶりに前の年を下回ったものの、コロナ禍前の2020年1月の調査を上回っていて、堅調さを維持しています。

 業種別では、製造業が70.3パーセント、非製造業が55.4パーセントでいずれも減少しています。

 設備投資の対象は、複数回答で「生産機械」が最も多く、次いで「建物・構築物」、「情報関連・事務用機器」となっています。

31年の歴史に幕 熊谷市 小学校で閉校式

 熊谷市の妻沼南小学校で閉校式が行われ、31年の歴史に幕を閉じました。

 熊谷市の妻沼南小学校と男沼小学校、それに太田小学校は児童数の減少に伴いそれぞれ閉校します。

 そして、来月に統合し「妻沼西小学校」に生まれ変わります。

 20日は妻沼南小学校で閉校式が行われ、児童、教員らあわせておよそ220人が出席しました。

 式では大谷裕紀校長が「家族のような温かさに満ちた学校でした。小学校で過ごした時間と経験を胸に新しい学校でも自信を持って一歩を踏み出してください」と話しました。

 このあと児童代表の外園晃士郎くんが「閉校することはちょっと寂しいですが、新たな学校へと姿を変えていくことは楽しみでもあります。私たち6年生は卒業しますが、在校生たちが笑顔あふれる素晴らしい妻沼西小学校を築いていってくれることを期待して、児童代表の挨拶とさせて頂きます」とあいさつしました。

 そして、校旗が返納されると、最後に児童たちは校歌を歌いました。

“環境に関心を” 「アップサイクル」体験会

 親子で環境への関心を高めてもらおうと、川口市の工場で廃棄物に新たな価値を加えて別の製品として再利用する「アップサイクル」の体験会が開かれました。

 体験会を開いたのは、川口市でプラスチックをリサイクルする機械をつくる会社、日本シームです。子どもたちに資源循環の重要性を知ってもらおうと、去年から、親子でペットボトルのキャップを使ってコマなどを作る体験会を企画しています。

 20日は、子どもとその保護者、あわせて38人が参加しました。

 参加者は工場でペットボトルのキャップなどのプラスチックゴミを機械で細かく砕き熱で溶かすことで、再利用する方法を学びました。

 そして、「アップサイクル」したビーズを使って、ブレスレットを完成させました。

訪れた人の目を楽しませる “早咲きチューリップ”

 20日の県内は日差しが届き青空が広がりました。滑川町の国営武蔵丘陵森林公園では一足早くチューリップが咲き始め、訪れた人の目を楽しませています。

 咲き始めたのは球根を冷蔵し、冬を早く経験させることで通常よりも開花を早める「早咲きチューリップ」です。

 ことしは寒さや乾燥の影響で開花が例年より10日ほど遅いということです。

 園内には花びらの縁が白色で真ん中が桃色の「アルガルブ」や八重咲きの「ブルーダイヤモンド」など17品種、およそ1万8000本のチューリップが楽しめます。

 訪れた人は園内をゆっくりと散策したり、チューリップを写真に収めたりしながら楽しんでいました。

 国営武蔵丘陵森林公園の「早咲きチューリップ」は、今週末から3月いっぱいが見頃ということです。