ベストアンサー
息子が自分を乗り越えて成長したことを、人前で素直に喜べないのです。 そこで、つい出た言葉が「私に(あんな立派な)息子はいません」。 父親としてあまりに不器用な清蔵は、服部を送って影ながら見守っていたんですね。 古美門研介は、少年時代から性根の曲がった性格でした。 サンタクロースを信じている級友に、「サンタクロースはいない」と断言して夢を打ち砕くような子供でした。 研介は自分の頭脳明晰さに酔い、正論で人をやり込め、相手の気持ちを思いやることができなかった。 清蔵は、この話を聞き研介を説諭します。 「サンタクロースの不在を証明しろ」と。 清蔵は正論をもって「人の夢を奪うな」と厳格に言い聞かせたつもりでした。 しかし、研介はぐうの音もでないほどやり込められ、負けた屈辱から父を超える法律家を目指したのです。 勝つことに異常にこだわるのは、父との確執に端を発していたのです。 母親の親権停止というメイの依頼を受けたのは、メイの母親と清蔵を重ね合わせていたからです。 清蔵はそんな研介の腹を読んでいました。 研介は言葉につまったメイに代わり、彼女の気持ちを代弁します。 「メイと母親は一心同体という以上に危険な状態。 この共依存を断ち切らなければ治療も更生もできない。 メイは母親を救いたいからこそ、親権停止の訴えを起こしたのだ」と。 研介は多額の報酬や名声を求めて、また父親への怨嗟からこの依頼を受けたのではなかった。 彼もまた、大きな壁となって立ちはだかる清蔵を乗り越えようと、戦って人間として成長していたのです。 それが理解できたので、清蔵は三木に「結果の報告は結構だ」と去っていきました。
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質問者からのお礼コメント
なるほどです。 ありがとうございます! わかりやすかったです。 めっちゃ納得です
お礼日時:2013/10/13 0:44