宇和島・吉田地区の統合小学校、開校を1年延期

神谷毅
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 愛媛県宇和島市が吉田地区にある5小学校統合のために建設する新校舎をめぐり、入札が不調に終わって開校時期(2024年4月)に間に合わなくなっていた問題で、市教育委員会は開校を1年延期することを決めた。

 少子化の影響で児童数が減っていることから、市教委は吉田地区の吉田、奥南(おくな)、喜佐方(きさがた)、立間(たちま)、玉津の5校を一つにし、24年4月に「吉田統合小学校」を開校する計画だった。ところが昨年9月に行った新校舎建築工事の一般競争入札に参加者がおらず、校舎の建設が計画通りに進まなくなっていた。

 市教委はPTAなどでつくる統合準備協議会に、現在の吉田小学校の校舎を一時的に使う案と、統合を1年遅らせる案を示し、話し合いが進んでいた。

 今年1月中旬にあった2回目の入札で業者が落札し、23年度中に校舎が完成するめどがたった。協議会では1月26日に1年延期の案で意見がまとまり、これを受けて市教委が同30日、延期を決めた。

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