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俺は箸より重いものを持ったことがない(試作版)

※この記事は試作版です。内容を大幅に変更した完成版を4月中に公開しますので、アドバイス等あればコメント欄にお願いします。


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どうもこんにちは、きょくボッチです。
四つ子です。
突然ですが、下のデータをご覧ください。

身長         180.4cm
体重         50.9kg
年齢         19歳
体力測定       E
スリーサイズ     78・66・83
好きなコピー能力   プラズマ
好きな食べ物の名前  鮟鱇肝真薯

出典 箸でもわかる!極ボッチの全て

これは私のあらゆるプライバシーが載っているデータなのですが、一目で分かる通り弱々YowaYowaです。
三食しっかり摂っているのに栄養失調の診断をくらい、この前親に「あんた虐待されてるの?」と心配されました。

こんな私なのでよく言われるんですよね。

「あいつは箸より重いものを持ったことがないんだよ」

…って。

これは箸よりほかにな〜んも持ったことがないほど労働の経験がないことを指し、裕福な家庭で育って何不自由なく過ごしてきた人を煽り散らかすためのことわざです。
全く失礼だな。いくら非力な私と言えど、箸より重いものぐらい持てますが?辞書とか。

「…舐めるな!」

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うわっ!箸!?
なんで箸が海にいるんだよ!ふやけるだろ!!

「呼び捨てにするな、箸さんと呼べ!」

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「それより貴様、馬鹿にしすぎではないか!?
 冒涜だ…!限りない冒涜だっ…!
 誰に対する冒涜かって!?」

箸が一人、じゃなくて一膳で喋ってる…

「箸に対する冒涜に決まってるだろ!!!!」

「まるで箸が金持ちと貧弱の象徴であるかのように言いやがって!謝れ!お詫びの品を渡せ!」

図々しいな。まあ一応謝りますか。

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「箸さん、申し訳ございませんでした…」

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「許してやろう。だが条件がある。」

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「俺をテッペンに連れて行け!」


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箸さんをテッペンに連れて行こう!

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テッペンと言われても、何をすればいいのやら…」

「簡単な話だ。お前が持てる限界の重さの箸を作ればいい。」

「はい???」

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「小僧、お前自身が『箸より重いものを持たない』人間になるんだよ!」

「私、自身が…?」

そうして箸さんが語ったのは、壮大な計画だった。

① ジムに行き、己の限界を知る
② 持ち上げられる限界の重さの箸を作る
③ それを持ち上げ、『箸より重いものを持たない』人間になる
④ 箸さんが頂点テッペンを取れたと喜ぶ

箸さんのパーフェクトプラン

よく分からないですが、箸さんはすっかりやる気です。
私のような弱々人間のテッペンを取って満足なのかは疑問ですが、とりあえず己の限界を知りに行くとしましょう。



己の限界を知ろう!

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※撮影許可済

やって来ました、大学のトレーニングルームです。
初めて来たのですが、拷問器具みたいなのがいっぱいあって怖いですね。

ウェイトリフティングってやつが重いものを持ち上げるのに向いてそうだったので、とりあえず30kgぐらいをやってみましょう。

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っしゃ!
行くぞオラぁ!!!

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あ゛
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ちょ、肩、首、骨
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み゛

極ボッチのウェイトリフティング限界重量  30kg

わかりにくいですがちゃんと持ち上げています。
あまりにも惨めですね。初心者が持ち上げられる平均重量が40kgらしいので、さすがに空しくなります。

一応35kgでも試したのですが、びくともしなかったのでやはり30kgが限界…
弱すぎて本気でやってないと思われそうですが、決して八百長ではございません。

とにかく、30kg超えの重さの箸を作るとしましょう。



30kgの木材を買おう!

さてさて、箸を作るからには箸の材料が必要ですよね。
箸の材料と言えば木材。
というわけで30kg分の木材の値段を調べたところ…

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送料含めて最も安かったのがこの木材を二箱注文する方法でした。
11000円。微妙に高い。
買えないことはないですが、でっかい箸を作るために一万円以上かけるのって何だよ…?という邪念が脳裏をよぎります。

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諦めますか。バカバカしいですもんね、色々。
物理的に箸くんをテッペンに置くことで満足してもらいましょう。


~飛行機搭乗~


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箸さん、テッペンだよ。
テッペン、箸さんだよ。


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ん?何してるんだ箸さん。


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あっ!!!!!


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ああっ!!!!!


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「小僧、約束を違えることは許さんぞ。」


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※周囲の安全確認を行ったうえで投擲しています

バカヤロー!!!!!



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箸さんは木材が届くまで外に吊るされていた



でっかい箸を作ろう!

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届きました。中々の大きさです。
届いてしまったものは仕方ないので、早速御開帳といきますか。

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えっ…ちっちゃくない?

予想していた木材よりかなり小さいものが届きました。
てっきり1kgの木材が30本くらい届くものだと思っていたので、頭を抱えています。とりあえず大きさ比較のために箸さんと並べてみますか。

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ご覧の通り、一本一本がかなり小さくて軽いです。
しかし全体の重さを量ると、ちゃんと30kgありました。
すなわち量がしっちゃかめっちゃかに多いということ。
なので、届いた木材全てを床にばら撒いたりしてはいけません。
大変なことになるので。

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大変なことになった。

完全に血迷いましたね。
私の部屋は資材置き場になってしまいました。

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自分の愚かさに眩暈がし、10分ほど放心状態で木材の上に立っていましたが、とにかくこの状況をどうにかしないといけません。
とりあえず仕分けましょうか。

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木材の総数は2041本でした。
これを一膳の箸にしていきます。


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ダイナマイトみたい

まず、木材10本をまとめて一束にします。


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薪みたい

それを五束作ります。


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軍艦巻きみたい

それをまとめてガムテープで巻きます。


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ぐるぐる巻きにされた死体みたい

あとはそれを頑張って繋げていきましょう。
20束繋げると一本の箸ができます。

さて、もう一本も同じ要領で作り…


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ぎゃっ!!!


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箸作り配信をしていたらこの前買ったワイングラスを割ってしまいました。
ただでっかい箸を作っていただけなのにどうしてこんな目に…


色々あったけど完成!!!!

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うおおお、思ったより箸っぽい!
作ってる途中はとても箸とは思えなかったのですが、こう見るとしっかり箸です。完全に箸です。誰が何と言おうと箸です。
本当は下の部分を細くしていきたかったのですが、段階的に細くしていくのがめちゃくちゃ難しくて断念しました。次回に向けての反省点ですね。

とりあえずお祝いしましょう。

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大きさがわかりづらいと思うので、私と比較します。

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この写真を一人で撮るのは中々骨が折れたぞ

でっけ~~~~~~~~~


割り箸12膳分の長さ、全長243cmの箸!

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割り箸26膳分の太さ、重量30kg超の箸!

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割り箸19膳分の厚さ、木材2014本を使用した箸!

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ここまでやれば箸さんも満足でしょう、私も鼻が高いってもんですよ。



この箸で食事してみよう!!!

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「なあ小僧、これは…箸なのか?」

「どっからどうみても箸じゃないですか。持ち手も色分けされてますし。」

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「俺には箸に見えない。これでは箸認定はあげられないなぁ?
 もし本当に箸だと言うなら、それで何か食べて見せろ!」

「…いいでしょう!吠え面かかせてやりますよ!」


と、いうわけでこれを買ってきました。

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本日の私の夕食である「若鳥の砂肝にんにく」です。
これを食べて、箸認定を勝ち取りましょう。


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…意外と難しい
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オラッ!
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あっ
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折れちゃった
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修繕
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作戦を変えます
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こ、これは…!?
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装着!!!!
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合体!!!!
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いざ
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実食…!
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おっ…?
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いけるか…?
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いったー!!!!!!
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完全勝利
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こっち見んな
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👍

食べられました。


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箸より重いものを持たない男になろう!!!!

さあ、残るは箸を持ち上げるだけです!
これにて有終の美を飾るとしましょう!!!

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あっ。

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大修繕

気を取り直して、今度こそ箸を…


あっ…

超修繕

どうも横向きにして持ち上げると自重で崩壊してしまうようです。
(横向きにして持ち上げると自重で崩壊するものを箸と呼べるのか?)

あまりに無様なこの結果に、私はすっかり落ち込んでしまいました。
ここまで頑張ったのに持ち上げられないなんてオチ、最悪ですよ。

「諦めるのか?」

「箸さん…でも、もうどうしようも…」

「箸ってのはな、何度折れてもへこたれない奴の事を言うんだよ。」

「何度折れても…?」

「ああ、お前ならやれる。俺は信じているぞ。」

…そうでした。私は箸より重いものを持たない男になると決めたんです。
こんなところで諦めるわけにはいきません。


そして様々な試行錯誤の末、導き出された箸の持ち方とは…!?

箸が自重で崩壊するのを防ぐために、箸の上部を腕で、下部を足で支えて持ち上げている。

うおおおおおおお!!!!!
持ち上げて…る!?いや持ち上げてないか!?

ビデオ判定入ります。

浮いてる!!!!!!




一人と、一膳

「や、やったー!!!」

「ついにやり遂げたな、小僧。」

「箸さんのお陰です!」

「いや、小僧の努力の賜物だよ。本当に持ち上げるとはな。」

「そうだ!箸さん、海を見に行きませんか?」

「海?」

「ええ、僕らの出会いの場所に。」

「…わかった。」

箸と共に夕日を眺める写真①を挿入

「…ありがとう。」

「箸さん?」

夕焼けwith箸写真②を挿入

「俺の我儘に付き合ってくれて、ありがとう。」

「ま、なんだかんだ楽しかったですよ。
 箸さんも喜んでくれたみたいでよかったです。」

夕写③を挿入

「自分で箸さんと呼べって言っておいてなんだが…箸さんはやめてくれよ、箸くんでいい。」

「………お疲れ様、箸くん」

一人と一膳が見つめる空は、どこまでもどこまでも青く澄んでいた____



エンディング画像(画像+タイトル)を挿入

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極ボッチ
もしお金くれたら全額私利私欲に使います。 札束風呂に浸かり、純金の邸宅を建て、ランボルフェラーリを乗り回します。
極ボッチです。モノホンです。
俺は箸より重いものを持ったことがない(試作版)|極ボッチ
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