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分かった、って何?

 分かった、ってなんだろう。わたしは何を分かっていて、何が分からないんだろう?それを知る行為が「学ぶ」ことだろうか。

 

 時間感覚は人によって違う。言うまでもなく人生は有限だ。各々のスケールで「そこそこ時間をかけて理解しよう、分かろう」としたことがあったとする。すると、各自の可処分時間の中で、それぞれの人生における積み重ねや、理解力に記憶力、培ってきた胆力、ひいてはコミュニケーション能力やリサーチ力までもを総動員して、そのうち「なんとなく分かった」という状態になる。

 

 これが難儀だ。「なんとなく分かった」。これだけの労力をかけたのだから、ある程度「理解できた」ことにしていいだろう。このワタクシ、ボク、オレサマが、「時間を割いて理解した」のだ。このような短絡的な妥協は、理解する、あるいはしたいと思う対象への敬意が欠けており、傲慢である。

 

 つまり「分かったつもり」になることが、時に他者への無理解につながるリスクになりうるのだ。

 

 分かりたい、知りたい、という純粋な動機があるなら、その気持ちを膨らませながら、同時にそれと同じくらい、「分かったつもりには決してならない」と誓いたい。

 

(2025/03/21 9:31,9:39 訂正)


at 08:16, philo, みじかめ

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