準備ができ次第砲撃しろ | 虚空のラクタ

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儂は自身のブログにおいて世の創作物について書くことをよしとしないが、気になるので書く。

儂が餓鬼の頃から知っているキャラ、ターのキンの総督、You may fire when readyと二回作中で言うな。
「準備ができ次第砲撃しろ」というやつだ。

この台詞はゲームでも発される。
それをゲーム内で聞いた時、おそらく原作中の台詞を(録られた台詞を)そのまま転用しているであろう一致具合と、音質のがびがびさに吹き出したのだが(+後述のふぁーの気の抜け感)、しかし当初儂は何を言っているのかわからなかった。
聞き覚えのある台詞だし原作中でも言っていたのはわかるが、具体的に何を言っているのかわからなかったのだ。
というのも、某キンは「fire」の語を「ふぁいあ(若しくはふぁや)」ではなく「ふぁー」と言っているように聞こえるからだ。

ゆめぃふぁー うぇんれ(r)でぃー

ふぁーとはなんぞや。
おそらく砲撃に関する何かしらの用語で「ふぁー」ってものがあるのかもしれないと考えていた。

しかしここで、ひとつ思い当たったことがある。
以前、どこで教わったのかは失念したが、とにかく餓鬼の頃、英国人はrの音をlのようにはっきり発音すると聞いたことがある。

それを踏まえると、英と米では発音が異なる。
ということは、前後の文脈と状況から察するに、「ふぁー」とは「fire」のことなのではないかと判断した。
そんな大した気付きでもないとは思うが…

少し調べると、やはりイギリス語ではそういう風に発音するとのことだった。
実際に、総督はrが含まれる単語のr部分をlで発音していることが多い。
Operationも「おぽ(ぷとぽの間)れ(l)いしょん」とはっきり言っている。

一聴なんのことかわからなくとも(単語の発音が異なっても)文法に変化はないので、視聴者が英国人以外であっても、前後関係を考えれば「ふぁー」が「fire」のことだと聞き取れるのだろう。
役者が英国人であることを抜きにして、キャラとしての総督にあえてイギリス語で言わせることで、視聴者に総督とそれ以外の人間の作中文化の違いを認識させる意図もあったのかもしれない。

ちなみに後年の代役は、演技が少し違う気はするがちゃんとfireを「ふぁー」言っていて、ターのキン具合を再現できているなと思った。
対してアニメの総督は、しっかり「ふぁいあ」と言っていて、これはキン督ではないなと思った(笑)

また細かいことを気にしてしまったが、何年か気になっていたことがすっきりしたのでよかった。
だがあとひとつ気になる点がある。
ゆめぃふぁー うぇんれでぃーのreadyのrの部分、ここはしっかりrで発音されているのは、どういうからくりなんだろう。

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