ヤンデレのタイプとその傾向９種～かつてヤンデレについて本気出して考えた時のメモ～

【排除型】

大きく分けて独占欲が強すぎるタイプと、極端に過保護なタイプに分かれる。

前者の場合は相手に近づこうとする人間を排除しようとし、後者の場合は相手に危害を加える素振りを見せた人間を排除する。

大抵はどちらの場合も少しずつ行為がエスカレートしていき、拗らせすぎると手っ取り早く相手自身を監禁する。

このタイプの大半は罪悪感を感じないものと思われる。

また基本的にヤンデレは独占欲が強いため、大抵は最終的にこのタイプに行きつくものと思われる。

【操作型】

一般的に「洗脳型」や「孤立誘導型」と言われるタイプ。

排除型の派生と考えられる。

ガスライティングや周囲の人間に悪い噂を流して孤立させるなど、人や環境を操作して意中の相手に「自分しかいない。自分がいないと生きていけない」と思わせ依存させるマッチポンプ。

この手のタイプは知性が高くそうとは悟らせないが、本当は相手よりも自分の方が依存心が強い。

崇拝型とは対照的だが、ごく稀に併発している症例もある。

この手のタイプはおそらくサイコパシーが極端に高いと思われる。

【崇拝型】

好きすぎて相手を神格化する。基本的に相手に対して献身的。

しかし崇拝しすぎると排除型を併発してモンペになったり、相手の役に立てないと自傷型を併発する。

等身大の相手ではなく自分の中の相手の偶像を愛している、という場合も少なくなく、その場合は理想が壊されると憎悪型へ転向することも珍しくない。

操作型とはわりと対照的。

【自傷型】

加虐型とは対極的に相手への好意が自傷へとつながるタイプで、追い詰められると自死に至る。

劣等感が強すぎて自己否定するタイプもこちら（自己否定＝精神的自傷行為）。

しかし加虐型と対極でありながら、あまりにこじらせると時に加虐型を併発して無理心中という凶行に走る。

ただし何かにつけて「死んでやる」と騒ぐのは脅迫に当たるため、加虐型に分類される。

【加虐型】

虐待が愛情表現になるタイプ。DVは勿論、「好きすぎて食べちゃいたい」や「好きすぎて殺したい」もこちらに分類。

ただし加虐嗜好が極端に高い場合はヤンデレではなく、単なる猟奇趣味かキチデレであると考えられる。

この型のヤンデレはおそらく男性に多く、サイコパシーが高いと思われる。

相手を人間というよりは自分の所有物であると認識していることが多い。

【依存型】

文字通り相手に依存するタイプ。

とにもかくにも相手がいないと生きていけない。

憎悪型、偏愛型を除く他項目と相乗効果が高い（というよりも必ず併発している）。

【憎悪型】

相手に対する憎悪が愛情と比例するタイプ。

好きになればなるほど憎い。もしくは憎ければ憎いほど、不幸に陥った相手に性的興奮を覚える。

この手のタイプが相手に対してまともな愛情を感じるのはおそらく相手の死後である。

何らかの切っ掛けで愛情が憎しみに変わるのもこちらに分類される。

【偏愛型】

いわゆるフェティシズム。

相手の身体パーツが好きで自分の手元に置いておきたがる。

愛しているのは飽くまでパーツであり、相手自身ではないことに要注意。

お気に入りのパーツを失う（もしくは損傷する）と一気に憎悪型へ転向する。

この手のタイプに加虐型が加わると目も当てられない惨事になる。

【献身型】

好きすぎて相手の世話を焼きたがる、何くれと尽くすタイプ。

創作界隈で一番良く見受けられる愛情表現は、おそらく自分の手料理をふるまうことだと思われる。「相手が自分の作ったものを摂取して生きている」という幸せ。

献身型は良識的な言動をする人も多く、一見ヤンデレに見えないことも。

一番判断しやすい瞬間は自分と相手を天秤にかけた時。

少しの躊躇いもなく相手のために自分を犠牲にできるのであればまず間違いなくこのタイプ。ヤンデレでないまともな人は普通は一瞬くらい躊躇うので。

加虐型とは存在が真逆。

崇拝型とは相性が良すぎて併発した時の相乗効果が凄まじい。