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衰弱した鳩を保護した話

昨日の昼ごろ、かなり衰弱した鳩を保護しました。

コンクリートの上にうずくまって苦しそうに息をしていて、足が変な方に曲がっていました。羽根は朝の雨で濡れていて量も少ないように見え、もう飛べそうにはありませんでした。

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一緒に歩いていた同居人が発見したのですが、怪我した野生の鳥を見つけた時どうしたらいいのかなんて私も同居人もわかるわけがありません。

なんとなく放って置けず、「鳥 怪我 飛べない」で検索してみると、このような文言を見つけました。

落ちている鳥を見つけたら、車や外敵が来ない安全な場所でしばらく様子を見てください。
生き物は自然に回復する力を持っていますし、野生の生き物は人が捕まえることでショックを起こして死んでしまうこともありますので、必ずしも保護することが野鳥にとって良いこととは言えません。
ただし、大量の出血や明らかな骨折があったり、意識がない状態であれば保護する必要があります。

これは保護した方が良さそうだと思い、とりあえず段ボールを持ってきて鳩をその中に入れ、家に持ち帰りました。

この時点で抵抗する力がかなり弱かったので、相当弱っていたのだと思います。サイトを参考にして暗くした段ボール箱の中で安静にさせ、今後どうするかについていろいろ調べることにしました。

まず、これはなんとなく知っていたことですが、野鳥を捕まえたり飼育するのは法律によって禁止されています。

違法捕獲と思われてしまったら困るので、各都道府県の野生鳥獣担当機関に連絡してみました。しかし残念ながら日曜日ということで窓口がお休みだったので、月曜日に連絡することにしました。

そして、ここで初めて知ったことなのですが、カラスとドバトに関しては、生息数が増えすぎていて、糞による被害などが発生しているため、一般の野鳥と同じように行政が保護することは難しいということでした。

みた感じ完全にドバトっぽいので、鳩を保護してくれるNPOに保護してもらうか、元気になるまで自分たちで面倒を見るかの2択になりました。

先のことを考えるよりもまずはちょっとでも元気になってほしいと思って、とにかく安静にさせ、たまに糞の処理をしました。濡れている場合体温が落ちて衰弱しやすいことを知って、暖かい濡れタオルで拭いてあげたりもしました。

足に細い紐のようなものが絡まっていたので、身動きが取れなくなっている隙に猫にでもやられてしまったんだろうなと考察をめぐらせていると、同居人が「名前どうする?」と言ってきました。

愛着が湧いてしまうのを恐れつつも、二人で考えて「とちゃぽ」と呼ぶことにしました。(はとちゃんぽっぽの略、しょうもない)

夜布団に入ってからも同居人はとちゃぽの話ばかりで、「あいつはもう飛べないだろうから野生に返すのは難しいかもね」とか、「野生に返せなかった鳩を飼う人もいるらしいよ」とか、「鳩の寿命は野生だと6年、人に飼われてるやつだと20年らしいよ」とか言っていて、ペットを飼いたい小学生のようでした、

隣の部屋にあるとちゃぽをいれている段ボール箱から、たまにごそごそ音がして、ちょっと元気になってきたのかなと思いながら眠りにつきました。


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朝起きてとちゃぽを確認しに行くと、ピクリとも動かなくなっていました。背中には小さい蛆虫のような物が這っていて、どうみてももうダメでした。

行政に連絡をして、死骸を引き取りにきてもらいました。動物死体処理料として鳥一羽3,000円を渡し、とちゃぽとお別れしました。

Twitterとかだと、「保護した猫がこんなに元気に!」みたいに後日談を乗せたりするんでしょうけど、そんなにうまくはいかないようです。

どうするのがよかったのか、最初から最後までわからないままでした。こういう不測の事態が起きたとき、何もできない自分の無力さを思い知ります。

出会ってから半日しか一緒にいなかったけど、とちゃぽ、安らかに。



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こ林
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コメント

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