ニデックが生産拠点における在庫の棚卸し作業を自動化するシステム「NOATs(Nidec On-call Asset Tracking solution)」を開発した。BLE(Bluetooth Low Energy)タグを活用し、在庫の位置と数量をリアルタイムで把握するものだ。ある工場では従来人手で行っていた棚卸し作業の工数を99%減らせると試算する。
人手による作業で多くの工数を要した
モーターやセンサーなどを生産するニデックの拠点では月に1度、保管する部品の数量や位置を確認する棚卸しを行っている。大規模な拠点ではサッカーコート20面分の敷地面積に数万~数十万の部品が点在しており、百人体制で棚卸し作業をすることもあるという。
棚卸しでは目視による確認と記入に半日ほど要していた。加えて、目視での確認や手入力のミスにより、実際の在庫との差異が生まれる場合もある。その差異の調査と確認に追加作業が発生すると、長ければ棚卸しは3日ほどかかる。
こうした棚卸しを自動化するために開発したのがNOATs である。人手による作業工数を削減できるだけでなく、把握できる在庫の位置精度やリアルタイム性を高められる。
BLEタグを活用し、在庫情報の収集を自動化
NOATsの具体的な仕組みは次の通り。まずは部品入荷時、部品が入った箱にラベル状のBLEタグを貼り付ける。BLEタグは固有IDを持っており、貼り付ける際に部品の情報をひも付けてシステムに登録しておく。ひも付ける情報を更新することでBLEタグは再利用が可能だ。
生産ラインなど工場の各所にはBLE受信機を設置し、BLEタグからの信号を受信してゲートウエイ端末に送る。収集したデータはクラウドへアップロードする。BLEタグの信号に基づいて部品(箱)の位置を把握し、その情報はWebアプリ画面から確認できる。1分おきに情報は更新される。
































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