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『これはゲームブックなのですか!?』vol.117
かなでひびき
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かなで思うんです。
かなり前、「人面犬」っていましたよね。
犬の胴体に、人間の頭部をくっつけたやつ。
実は、あれは、どこぞの資産家とかセイジカとかの「頭脳」だけがクローンされている。
実態は犬なんで、倫理問題に触れることなく、より気軽にスペアとしてクローンが使える。
まー、かなでの妄想ですけど。
たまにはアカデミックな話題をふってみましょうとするのは、まぁかなでの雑多な好奇心のなせる技です。
今回紹介スル=ホンさんは、『科学と倫理の交差点 (NEWTON PRSEE)』だよっ!
以下、本の中で取り上げられている問題の例をあげていくよ!
(念のため、かなではこの問題に対して中立な……ラディカルな意見にも正当な意見にも「そんな見方もあるよね」という立場を取っています)
例えば、「動物の命」は、明らかに「人間の命」より軽いのではないか? という問題提起。
そもそも、あのルネ・デカルト先生が「生命というのは精密な機械に過ぎない」と主張。
だから「動物に暴行を加えて、そいつが悲鳴をあげたとしても、それは自転車が壁に衝突したあくまで物理的な音に過ぎない」
逆に「意識をもっているのは人間だけである」という考えを提唱したから、それが免罪符になっているのかもしれません。
我々の医療は、数々の動物への非人道的な実験で成り立っているのかも。
じゃあ、それを逆手にとって、クローン技術で「馬や豚に自分の心臓のスペアを作る」のは、どうかなぁ?
いや「人のクローン」は倫理的に禁じられているのなら「動物」で作ればいい。
この話に抵抗を覚える方、多いんじゃないのかなぁ。
いや「多い」と言って! お願い!
あるいはまた、凶悪な思想を持ち、大量殺人も辞さない凶悪な犯罪者を、例えば薬の投薬なんかの医療技術で「洗脳」するのは、人権に反しているのかなぁ?
そして、さらに科学技術が進み、犯罪者になる傾向がある人に、その手の「強制」をするのは、人間の自由を抑制することになるなのかなぁ?
あるいは、コロナ過真っ最中の中、予防接種が行われました。
実は、かなで、あのワクチンと相性が悪かったらしく、しばらくは風邪を引いたような感覚が残りました。
となると、もっと凶悪なパンデミックが起こりそうだったら、そんな摂取のリスクを差し引いても、国が国民に「予防接種」を強制してもいいのかな?
あるいはまた、最近の「完全自立で運転できる車」
例えば、某自動運転タクシーが、人をはねた上に、さらに轢いてしまう事件も現実に発生してます。
このように、事故なんかは決してないとは言えない。
それでも、公道上での実験は続けられるべきかしら?
そもそも、人工知能が大事故を起こした場合、誰が責任を取るのかしら?
もっと身近なところで。
ネットで蔓延する「誹謗中傷」をどうすればなくせるのか?
他にも、「バーチャルリアリティで故人を復活させるのはどうなんだ?」「環境庁の奄美大島でのマングース根絶宣言ってどうなのよ?
という今ここにある危機から、「AIが人間の仕事を奪い、あまつさえ支配するのでは?」というSF的な問題まで。
幅広く取り揃えています!
かなで自身「こんな問題もあったのか?」とびっくりする始末。
まぁ、それは都合よく棚に上げておいて、本当に自分の知っている世界は狭いと痛感させられる一冊!
また、倫理の歴史もちゃんと押さえられていて、プラトンの「善のイデア」から、アリストテレスの中庸、大陸合理論の筆頭、デカルトを通って、アダム・スミスの「神の見えざる手」
ミスター道徳「イマヌエル・カント」の定言命法、ヘーゲルの弁証法。
はては「道徳って、実に感情的なものじゃないの?」と唱える学説まで。
これ一冊あれば、今我々がどんな歴史を経て「これは倫理的に正しい」と言えるのか。そして、今起こっている、あるいは起こるであろう問題のテーマが、わかりやすく俯瞰できるわ!
例えば、中山さんの連載。『カエル人が教えてくれたファンタジー創作』でも、たびたび主張しているけど、
クリエーター、いやゲームマスター。プレイヤーとしても、「我々が提供している世界は、何が正しくて、何が悪とされているのか?」という世界感は避けて通れないはず。
この本は、そんな時に思考の一助となると思うの。
見逃せば人生後悔することウケアイ。
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『科学と倫理の交差点』
出版社:NEWTON PRESS ムック 2024/12/25 1780円(税込)
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