今回、紹介する作品はドラマ『アドレセンス』です。
『アドレセンス』作品概要
- イギリス発のサスペンスドラマ!
- 13歳の少年が同級生を殺害した容疑で逮捕され、その家族が崩壊していく様を描く!
- 全シーンがワンカットで撮影されている点が特徴!
この記事では、ドラマ『アドレセンス』のネタバレ感想を紹介しています。
この記事は、一部プロモーションを含んでいます。
・配信時間は、60分✖4話で完結!
"きっと観たくなる"簡単あらすじ
事件の真相を追うのは、崩壊寸前の家族、心の闇に迫る心理療法士、そして執念の刑。
それぞれの視点が交錯する中、衝撃の真実が浮かび上がる。
全編ワンカット撮影による、息もつかせぬ緊張感。
あなたは、少年の心の奥底に隠された真実を目撃する。

このあらすじは、当サイト筆者であるYOSHIKIが"観たくなる"をテーマにオリジナルで書いた内容になります。
『アドレセンス』主な登場人物
・エディ・ミラー:ジェイミーの父親(演:スティーヴン・グレアム)
・ルーク・バスコム警部:事件を担当する刑事(演:アシュリー・ウォルターズ)
・ブリオニー・アリストン:(演:エリン・ドハーティ)
・ミシャ・フランク医師:(演:フェイ・マーセイ)
・マンダ:ジェイミーの母親(演:クリスティン・トレマルコ)
お勧めしたい人はどんな人?
🔸映像表現にこだわりたい方:全編ワンカット撮影という斬新な手法で、緊張感と臨場感あり!
🔸社会派ドラマ好き:13歳の少年が起こした事件を通して、現代社会の問題点や家族のあり方を問いかけているぞ!
世間の評価(Filmarks)

最後泣いた…
我が子が殺人を犯してしまったら親はどうする?!
SNSが善し悪しなのは間違いないとは思うけど、それだけじゃないんだろうな。
実際むずかしくて考えさせられるドラマでした。

今スゴいドラマはこれだ!!
って言えるくらいのドラマでした✨
各話ワンカット撮りのドラマ🎥
ワンカットだからこそ1話1時間でエピソードが進行するんですよね👏
私が海外ドラマにドハマったのきっかけは『24』なんですが、あれも一応1話1時間24話で24時間って設定なんですが、私の中で設定の面では超えてきたんだな🤔と感心👏👏

事件で繋がっている色んな人物の視点から心情が描かれており、かなり重めの作品だが、事件自体にはあまり懇求は無く意外と淡白。
サスペンスというよりそれぞれの人物の心情ドラマ。
3話のみ少しダレた!
個人的評価(10点満点評価)
10点満点中/8点
Netflixドラマ『アドレセンス』は、13歳の少年が同級生を殺害した事件を、全編ワンカット風の撮影で描いた心理サスペンス。
この作品は、事件の真相を追う過程で、人間の心理や社会の問題を深く掘り下げている。
まず、特筆すべきはその撮影方法です。
途切れることのないカメラワークは、観ている僕らを物語の世界に引き込み、登場人物たちの感情や状況をリアルに伝えてくれました。
特に、事件関係者の焦燥感や不安感は、表情や仕草を通じて生々しく表現されています。
物語は、少年の家族、事件を担当する刑事、心理療法士という異なる視点から語られ、それぞれの視点が交錯することで、事件の多面性が浮かび上がり、人間の複雑な心理が明らかになっていく。
家族の秘密や過去、少年の深層心理に迫る過程は、人間の脆さや心の闇を浮き彫りにしていく展開は凄く面白かったし、見入ってしまった。
単なる犯罪ドラマではなく、現代社会の問題にも焦点を当てていて、少年の行動を通して、若者の孤独や疎外感、SNSの影響などが描かれ、社会や自身の生き方について考えさせてくれる。
全編ワンカット風の撮影は、緊張感と没入感を生み出し、登場人物の内面を深く掘り下げ、カメラは感情の動きに合わせて寄り添ったり、遠ざかったりすることで、僕らに心理的な圧迫感や感情移入を促す効果もあったように感じた。
『アドレセンス』は、その独特な撮影方法と、人間の心理を深く描いた物語で、観る人すべてに強い印象を与える作品だと思う。
ぜひ、おすすめしたい1本。
『アドレセンス』ネタバレ考察
『アドレセンス』:連続撮影が織りなす心理劇の深層
Netflixドラマ『アドレセンス』は、13歳の少年による同級生殺害事件を、全編連続撮影(ワンカット風)という手法で描き出した心理サスペンスである。
この撮影技法は、単なる技術的な挑戦に留まらず、物語の核心に迫るための重要な要素として機能しているところがすごい。
連続撮影が生み出す没入感と心理的圧迫
途切れることのない映像は、観ている僕らを事件の現場に引き込み、登場人物たちの感情の微細な変化、焦燥、不安、疑心暗鬼といった心理状態を、微細な表情の変化や身体の動きを通じて生々しく伝える。
特に、閉鎖空間での尋問シーンや、家族間の緊張が高まる場面では、カメラは容赦なく登場人物たちに接近し、心理的な圧迫感を与える。
視点の移動と内面の可視化
カメラは、登場人物たちの感情の動きに合わせて、時に寄り添い、時に遠ざかる。この視点の移動は、単に状況を説明するだけでなく、登場人物たちの内面を深く掘り下げる効果をもたらしているように感じた。
例えば、少年の心理療法士との対話シーンでは、カメラは少年の表情を執拗に捉え、彼の心の奥底に潜む闇を可視化する。
また、家族のシーンでは、カメラはそれぞれの人物の表情を交互に映し出すことで、彼らの間に存在する複雑な感情の絡み合いを浮き彫りにする。
時間と空間の連続性によるリアリズムの追求
連続撮影は、時間と空間の連続性を強調し、物語にリアルタイム性を与える。
これにより、観ている僕らも登場人物たちと同じ時間を共有しているかのような感覚を覚え、事件の真相が徐々に明らかになる過程において、緊張感と没入感を高めている。
撮影技術と演出の融合による物語世界の構築
『アドレセンス』の連続撮影は、単なる技術的な挑戦ではなく、演出と密接に結びついている。
カメラの動き、照明、音響、そして俳優たちの演技が一体となり、物語の世界観を作っている。
特に、照明は、登場人物たちの心理状態を反映するように変化し、物語の雰囲気を効果的に演出する。
『アドレセンス』:少年犯罪が照射する現代社会の病理
Netflixドラマ『アドレセンス』は、13歳の少年による同級生殺害事件を題材に、現代社会における若者の心理と闇を深く掘り下げた作品。
この事件は、単なる個別的な犯罪としてではなく、現代社会が抱える複雑な問題群を可視化しているように感じた。
事件の背景には、少年が抱える深刻な孤立と疎外が存在する。
情報化社会において、若者はSNSを通じて常に他者と接続しているように見えるが、実際には深い孤独感を抱えている場合がある。
本作では、少年が経験する孤立が、周囲とのコミュニケーションの欠如や家庭環境の不全など、多岐にわたる要因によって増幅していく過程が、緻密な心理描写によって描かれている。
SNSは、僕らにとって不可欠なコミュニケーションツールであるが、同時に深刻な問題を引き起こす事もある。
本作では、SNS上での誹謗中傷や炎上などが、少年の心理状態を著しく悪化させ、事件へと繋がる要因となることが示されていた。
家庭環境と親子関係は、少年の心理形成に重大な影響を与える。
本作では、親子のコミュニケーション不足や、親による過剰な干渉などが、少年の心の闇を深化させる要因として描かれていた。
心理療法士は、少年の深層心理に迫り、事件の真相を解明しようと試みる。
しかし、少年の心の闇は深く、心理療法士自身もまた、自身の過去やトラウマと対峙することになる。
ここは、第3話になるが、若干中だるみを感じた部分だった。
心理療法士の内面ももっと掘り下げてくれたら深みがあったはず。
事件の真相は、単なる個人的な問題に帰結するものではなく、現代社会が抱える多層的な問題と密接に結びついている。
本作は、事件を通して、現代社会における若者の心理、SNSの功罪、家庭環境、そして人間の心の深淵について、観ている僕らに深い考察を促す作品だった。

描きたい内容と撮影方法がマッチし、斬新さも感じられる優秀作品だったように思う。
はい、今日のネタバレ感想はここまで!皆さん、いかがでしたでしょうか?ぜひ、皆さんの感想もコメント欄で教えてくださいね!
ドラマ『アドレセンス』おわり




コメント
映画ばかりだったので面白いドラマないかなぁと思いInstagramから飛んできました!
次の鑑賞はこちらの作品に決めました!!!
私はネタバレ記事を読んでから作品を観る方が安心するので、YOSHIKIさんの記事は、敬意が感じられて、絶妙なネタバレ感が、どんどん観たい欲を掻き立ててくれます。
いつも参考にさせて頂いてます!
ありがとうございます!
ぽぽの母ちゃん、見に来てくれてありがとうございます!インスタから足を運んで来てくれるのがすごく嬉しいです👍✨普段、インスタでは扱っていないサブスク系のドラマや映画をブログでは紹介しているので、そんな作品が観たくなったらまた遊びに来てくださいね!僕もネタバレ読んでからでも楽しめるタイプで、結局自分の目で見るまでは揺らがないというか…。これからも色んな作品を紹介していきますので、ぜひ、宜しくお願い致しますー!