札幌市立幼稚園4園が閉園へ 原因は“大幅な定員割れ” 保育所などの利用者増加で
2025年 3月17日 17:52 掲載
札幌市内の4つの公立幼稚園が今月末で閉園することになり、17日、閉園式が行われました。少子化や共働き世帯が増えたことによる大幅な定員割れが原因です。
手稲中央幼稚園 坪井康彦園長:
「58年間、手稲中央幼稚園を愛してくださり、本当に本当にありがとうございました」
今月末で閉園するのは、札幌市立の幼稚園全9園のうち手稲中央幼稚園など4園です。
札幌市教育委員会によりますと、少子化や共働き世帯の増加によって、幼稚園ではなく保育所や認定こども園に子どもを預ける家庭が増えているということです。中には、定員のおよそ6割まで園児の人数が減りました。
市教委は今後、幼稚園再編で生まれる資金や人材を、発達障がい児への支援や幼児教育の研修強化などに活用する方針です。